札幌ＪＣ　ＳＤＧｓアカデミー　動画の改良点を議論　次回、完成作品の発表練習

（札幌市 2021-09-09付）

　札幌青年会議所未来人材育成委員会が主催する第６回ＳＤＧｓアカデミーが３日、札幌市内の松崎ビルで開かれた。高校生がリメイクＴシャツの作成に取り組んだほか、ＳＤＧｓ（持続可能な開発目標）の課題解決を図るための動画制作に向け、撮影した動画の素材をもとに、編集方法などを議論。今後、素材を追加しながら編集を進め、次回の会議で完成動画を確認し、発表練習を行う。

　ＳＤＧｓアカデミーは、地域が抱える社会課題を通してＳＤＧｓを理解し、高校生の柔軟な発想をもとに広く市民に持続可能な社会実現への行動喚起を促すことが目的。本年度は、市立札幌清田高校・市立札幌大通高校の生徒１２人が参加している。

　ＳＤＧｓの１７の目標から３「すべての人に健康と福祉を」を選んだＡチーム、６「安全な水とトイレを世界中に」を選んだＢチームは、それぞれ第３回会議で作成した絵コンテをもとに、動画の素材を撮影してきた。

　今回はそれらを持ち寄り、編集方法や素材の不足点などについて、幅広くディスカッションし、骨子を固めた。

　前半は、１０月ごろに予定している発表会で披露する「リメイクＴシャツ」を作成。ＳＤＧｓの目標の１２「つくる責任つかう責任」を考え、札幌でリメイク・オーダーメイドを営業している業者の協力・指導のもと作業に当たった。

　生徒たちは、古くなったＴシャツを持ち寄り、様々なデザインや色から好きなものを選んで、プリントアウト。ドライヤーとアイロンを使って新品同様に仕上げた。

　後半は、動画素材について議論した。

　Ａチームは、「手洗い」「階段」「野球」「サッカー」「バドミントン」「話しながら走る」「体操」、Ｂチームは、「水を飲んだ」「歩いた」「走った」「黒板アート」「足元から空へ」「緑道」など、それぞれが撮影した様々な素材を確認。それらをどのように編集するか、文字と音声はどうするか、ナレーションは入れるか、素材の不足点はないかなどについて話し合った。

　今後、両チームは個々に、素材を追加しながら編集作業を進め、１７日に予定している第７回目アカデミーで、完成動画を確認し、発表練習する予定。

(札幌市 2021-09-09付)