札幌市中学校長会　例会・研修会　感染対策　伝え続けよう　１１月１８日に全体研修会

（札幌市 2021-09-08付）

　札幌市中学校長会（中村邦彦会長）は１日、イントラネットを活用し、９月例会・研修会を書面で開催した。各部の担当者が所管事項を報告し、１１月１８日に本年度全体研修会を開催することなどを確認。中村会長は、子どもたちや教職員を新型コロナウイルス感染症から守るために、校長として基本的な感染症対策を伝え続けていく必要性を示した。

　中村会長はあいさつで、新型コロナウイルス感染症にかかわって、予期しない事態に直面した際、起きていることを過小評価しようとする心の働き「正常性バイアス」と、他の人と同じ行動をとってさえいれば、自分は安全だと感じて安心する心の仕組み「同調バイアス」の２点を紹介した。

　これらによって「基本的な感染症対策がおろそかになって感染リスクが高まる」と指摘。「子どもたちや教職員を守るために、校長として基本的な感染症対策を伝え続けていくことが必要」と述べた。

　また、感染症対策について、「学校が今まで当たり前に行っていた負担の見直しにつながり、学校におけるニューノーマルとなっていく」とし、「子どもたちが各自の幸せを目指して、力強く生きていけるよう、教育活動を工夫していきたい」との考えを示した。

　議事に移り、各部の担当者が所管事項を報告。うち、研究部では、１１月１８日に開催する全体研修会の日程や内容について確認した。

　次回の定例会は１０月６日に開催する予定。

(札幌市 2021-09-08付)