道労働局　新規高卒者求人求職状況　求人倍率１.９７倍　７月末では過去最高に

（国 2021-09-13付）

　道労働局は、令和４年３月新規高校卒業者の求人・求職状況（７月末現在）をまとめた。求職者数は前年同月と比べ８・５％減の６５９０人、求人数は５・９％増の１万２９７４人。道内求人倍率は０・２７ポイント上回り、７月末としては過去最高の１・９７倍となった。

　求職者数６５９０人の男女別内訳は、男子が３７００人、女子が２８９０人。道内求人数１万２９７４人を地域別にみると、最も多い札幌圏が１・３％減となったものの、旭川が１５・６％増、北見が２９・９％増、滝川が３１・８％増など、全道１５地域で前年同月を上回った。

　産業別では、建設業が１２・５％増、製造業が１１・３％増、宿泊業・飲食サービスが３３・５％増など、その他を含む９業種で前年同月を上回る結果に。一方で、最も多い求人数の卸売業・小売業は６％減となったほか、生活関連サービス業・娯楽業、サービス業なども減少が見られた。

　道内求人倍率は、札幌圏が０・０１ポイント増の２・７８倍、函館圏が０・２４ポイント増の１・１７倍、旭川が０・３１ポイント増の１・７１倍、帯広が０・２５ポイント増の１・９４倍など全道１８地域で上回っている。

　事業所の規模別では「２９人以下」が８・３％増、「３０～９９人」が７・３％増、「１００～２９９人」が５・４％増、「１０００人以上」が０・３％増。一方、「３００～４９９人」は１０・８％減、「５００～９９９人」は１・５％減となった。

　なお、４年３月新規高校卒業者に関する選考・採用内定は、１６日に開始となる。

(国 2021-09-13付)