道議会文教委員会(令和3年11月4日) 小・中で増加傾向 個に応じた指導を 不登校児童等の対策
(道議会 2021-11-08付)

 増加する不登校児童生徒への対策が取り上げられた。

 文部科学省の調査によると、道内公立小・中学校の1000人当たりの不登校児童生徒数は増加傾向にあり、中学校では全国40・9人に対し道内は51・6人と、全都道府県で2番目に高い。

 道教委の中澤美明学校教育局指導担当局長は、平成28年度と比べ道内では約20人、全国では約10人増加しており、全国平均との差が広がっていると説明。要因として、他県より割合の高い「学業不振」「友人関係」が考えられるとし、個に応じた指導を効果的に位置づけた授業改善や、生徒一人ひとりの自己存在感を高める体験活動の一層の充実が必要との考えを示した。

 小泉真志委員(民主・道民連合)の質問に対する答弁。

(道議会 2021-11-08付)

その他の記事( 道議会)

道議会決算特別委員会(11日) 各種媒体で周知し教育旅行支援へ 経費補助事業の活用

 貸切バスの増便など、教育旅行に関する追加経費を支援する教育旅行支援事業が取り上げられた。  道経済部の清水茂男観光局誘客担当局長は「令和2年度は道内外の小・中学校、高校、専修学校など16...

(2021-11-15)  全て読む

道議会決算特別委員会(11日) 10月末で指導員943人を配置 支援人材の状況

 学習指導員など支援人材の配置状況が取り上げられた。  道教委の行徳義朗義務教育課長は「学習指導員は札幌市を除く小・中・高・特1537校のうち、978校から1076人の配置の申請があり、1...

(2021-11-15)  全て読む

道議会決算特別委員会(11日) 道立校ふるさと応援事業寄附金 3700万円超に 一層の事業周知へ

 道立学校ふるさと応援事業について質疑が行われた。  事業は、令和元年度に開始。ふるさと納税を活用して道立学校の特色ある教育活動の充実に向けた支援・協力を行うもの。寄附額の2分の1を指定す...

(2021-11-15)  全て読む

道議会決算特別委員会(11日) 学習評価の好事例オンラインで共有 英語教育の充実

 英語教育の充実に向けた今後の方策について質疑が行われた。  道教委は、令和2年度に小・中・高校英語教育支援事業を開始。小学校から高校までの系統的な学習到達目標の作成、合同研修会の開催、中...

(2021-11-15)  全て読む

道議会文教委員会(令和3年11月4日) ツール成果普及や 相談体制の改善を 児童生徒の自殺予防

 児童生徒の自殺予防の取組について質疑が行われた。  道教委の中澤美明学校教育局指導担当局長は、本年度は中学校10校、高校20校を推進校とし、自らSOSを発信することの大切さや困難に直面し...

(2021-11-08)  全て読む

道議会文教委員会(5日) 家庭の教育力向上 効果的啓発を検討 幼児教育における保護者理解の促進

 幼児教育の保護者理解の促進について質疑が行われた。  新型コロナウイルス感染拡大に伴い、保護者が幼児教育施設を参観する機会や、保護者同士の情報交換の機会を十分に確保することが困難となって...

(2021-10-11)  全て読む

道議会文教委員会(5日) 札幌市以外でも在り方を検討へ 公立夜間中学

 公立夜間中学について質疑が行われた。  道教委の倉本博史教育長は、今後、夜間中学設置を検討している釧路市をはじめとする自治体と意見交換を行い、詳細なニーズ把握や設置・運営の構想、教育課程...

(2021-10-11)  全て読む

道議会文教委員会(5日) 他県事例など通し建物の脱炭素化を 学校施設におけるゼロカーボンの取組

 学校施設におけるゼロカーボンへの取組について質疑が行われた。  道教委の倉本博史教育長は、再生可能エネルギーを活用し、省エネやエネルギーをつくり出す「創エネ」などの取組の推進が、環境への...

(2021-10-11)  全て読む

道議会文教委員会(5日) 準備完了地域から速やかに取組を 部活動の地域移行

 部活動の地域移行が取り上げられた。  道教委の池野敦教育部長は、国において休日の部活動を段階的に地域に移行する方向性を示したことを踏まえ、本年度は国の委託事業を活用し、道内3市町で部活動...

(2021-10-11)  全て読む

道議会文教委員会(5日) 時間外在校等時間360時間超に 道立校副校長・教頭の8割以上

 時間外在校等時間について質疑が行われた。  道教委の今村隆之教職員課働き方改革担当課長は、令和2年度に時間外在校等時間が年360時間を超えた教育職員の職種別の内訳として、高校では校長が1...

(2021-10-11)  全て読む