道議会決算特別委員会（１１日）　道立校ふるさと応援事業寄附金　３７００万円超に　一層の事業周知へ

（道議会 2021-11-15付）

　道立学校ふるさと応援事業について質疑が行われた。

　事業は、令和元年度に開始。ふるさと納税を活用して道立学校の特色ある教育活動の充実に向けた支援・協力を行うもの。寄附額の２分の１を指定する道立学校の教育活動や教育環境の充実などに活用し、残り２分の１を姉妹友好提携地域との交換留学などの国際交流に充てる学校指定（バランス型）、全寄附額を国際交流に充てる全道応援型のほか、ことし１０月には寄附額の８割を指定道立学校の応援に、２割を国際交流に充てる学校指定（学校応援重点型）を設けた。

　道教委の荒川裕美教育政策課長は、事業開始からの寄附金の合計額は１０月末時点で３７３９万２２２０円となっており、制度を活用して事業を計画している道立学校８２校のうち、実際に寄附を受けたのは約半数の４４校に止まっていると説明。

　倉本博史教育長は、現在は新型コロナウイルス感染症の影響で交換留学が実施できない状況にあるとしつつ、今後のウィズコロナ、アフターコロナを見据えて事業の一層の周知を図る考えを示し、「本道の子どもたちがふるさと北海道への誇りとグローバルな視野を備え、たくましく成長していくことができるよう取り組んでいく」と述べた。

　小泉真志委員（民主・道民連合）の質問に対する答弁。

(道議会 2021-11-15付)