札幌市　ワクチンアンケート調査　１９歳以下　多数が接種評価　安心して登校など高い結果

（札幌市 2021-12-13付）

　札幌市は、新型コロナウイルス感染症のワクチン接種に関するアンケート調査の結果を公表した。１５～３９歳の市民と１２～１８歳の子どもをもつ保護者４８０人ずつを対象に実施したもの。接種状況や接種した理由に関する回答などをまとめた。１９歳以下の「接種してよかったと思うこと」に対する回答では、「安心して学校・職場に行けるようになった」「部活・サークルへの参加」が高い結果となった。

　アンケートは、若年層の市民を対象に、感染状況の変化に対応した広報・啓発が目的。１１月１２日から２２日にかけて、インターネットで行い、３０歳・２０歳・１０歳の年代別で結果をまとめた。

　項目は、ワクチンの接種状況や接種した・しない理由など２８項目。複数回答が可能な項目もある。

　各項目における１９歳以下の回答数をみると、「接種してよかったと思う」の回答数は３６２件。このうち、「学校や職場に安心して行けるようになった」が２０９件で最多となった。次いで、「遠方の親族と交流できるようになった」が１４１件、「部活動・サークルに参加できるようになった」が８１件などとなった。

　ワクチンを接種していないという回答は１０２件。「副反応が心配」が５７件で最も多く、「接種後の健康被害が心配」が４１件、「ワクチンの安全性に不安がある」が２９件となっている。

　また、非接種者が今後の接種を検討する要因は１１５件。「副反応の理由や原因が明確になったら」が５２件、「ワクチンの効果が明確になったら」が３２件、「国産のワクチンが接種できるようになれば」が２６件だった。

(札幌市 2021-12-13付)