札幌市教委　市立幼で家庭教育啓発　ＳＮＳ活用し情報配信　学びのススメ資料配布も

（札幌市 2021-12-14付）

　札幌市教委は、昨年５月策定の市立幼稚園の今後の在り方に関する方針に基づき、家庭教育の普及・啓発に取り組んでいる。１１月から、札幌市公式ＬＩＮＥアカウントを活用し、未就学児の子育て広場「ポロップひろば」の情報を配信。また、各幼児教育施設に、さっぽろっ子「学び」のススメのリーフレット活用希望を募り、各家庭に配布している。

　昨今、保護者の就労形態や家族の在り方が多様化し、地域における人と人とのつながりの希薄化が進んでおり、幼児教育施設・家庭・地域がつながりをもって子どもの教育に取り組む環境整備が求められている。また、子どもが心身ともに健やかに成長していく上で家庭の果たす役割は極めて重要であることから、幼児期の教育の理解啓発や子育てに関する情報提供を行い、家庭の教育力向上を図る取組の推進が必要とされている。

　これらを踏まえ、市教委は、ことし１１月から市公式ＬＩＮＥアカウントを活用し、市立幼稚園で開催している未就学児の子育て広場「ポロップひろば」の開催にかかる情報を配信。市立幼稚園・市立認定こども園が区内の子育ての支援における連携の基点として、育児の悩みを相談できる機会や子育てにかかる情報提供に努めている。

　また、前年度からは各幼児教育施設に、さっぽろっ子「学び」のススメのリーフレット活用希望を募り、各家庭に配布。前年度は、幼稚園・保育所・認定こども園６７園に６８９７枚、本年度は幼稚園・保育所・認定こども園７１園に８０９４枚を配布した。

　今後、来年度に向けて募集を開始する予定。

(札幌市 2021-12-14付)