道教委　感染症対策で新資料　専門的知見から要点を　室温低下防ぐ換気法など

（コロナウイルス関連 2022-01-14付）

道教委リーフレット感染症対策強化のポイント（クリックすると拡大表示されます）

　道教委は、リーフレット『「感染症対策強化」のポイント』を作成した。本年度新たに実施した学校の感染症対策改善セミナーでの専門家の知見をもとに新たに作成したもの。手指消毒、３密の回避など実効性ある対策のポイントや、必要以上の室温低下を防ぐ効果的な換気方法を紹介している。

　セミナーは、昨年１１月から１２月にかけて道内の公立学校１１校で開催。感染症対策の専門家が学校を訪問し、改善点を整理・助言した。

　また、道立総合研究機構の職員が校内の換気状況を確認し、効果的な換気方法を助言するセミナーも開いた。

　資料では、児童生徒や教職員の動線を考えて手指消毒液を設置し習慣化すること、更衣室は分散することなど、各場面における対策のポイントを掲載。

　換気装置のある教室とない教室それぞれの効果的な換気方法を写真つきで紹介。換気装置のない教室では、必要以上の室温低下を防ぐ窓の開け方、教室の空気を暖めながら換気を行う方法を紹介している。

　なお、今後、道立総合研究機構北方建築総合研究所の検証結果を踏まえた詳細な資料を発出する予定。

　症状がある児童生徒への対応では、可能な限り保健室以外の場所で休養させること、保健室では枕と布団の口元の部分はタオル等を使用し、使用者ごとに交換することなどを周知。症状がある場合は登校しないよう徹底するとともに、軽い症状でも自身の状態を伝えやすい雰囲気づくりの大切さを挙げている。

(コロナウイルス関連 2022-01-14付)