美唄市４年度予算案　学校給食費を無償化　東小大規模改修など推進

（市町村 2022-03-04付）

　【岩見沢発】美唄市は２月２５日、４年度予算案を発表した。一般会計総額は前年度当初比７・５％増の１７５億４２２４万円。教育費は、サン・スポーツランド美唄テニスコート整備などを盛り込んだことによって６４・８％増の１４億１２４９万円となった。

　主な事業では、東小学校大規模改修に２億１１９０万円、サン・スポーツランド美唄テニスコート整備に１億７５７０万円、障がい児居宅生活支援に１億４２８９万円を盛り込んだ。

　新規事業では、びばい・おいしい給食に７４６８万円を計上し学校給食費の無償化などに取り組むほか、市内高校等奨学金給付に３３６万円を措置した。

　教育関連の主な事業はつぎのとおり。

▼地域資源を生かした「にぎわい」と「活力」あふれるまちづくり

▽地元就職等応援＝４５０万円

▽高校活力食のブランド化促進＝１５０万円

▽がんばろう＝学生美唄産お米応援プロジェクト＝１００万円

▼地域に根ざし、暮らしに学ぶまちづくり

▽障がい児居宅生活支援＝１億４２８９万円

▽子ども医療費助成＝３５３７万円―全額助成対象者をこれまでの小学生から新たに中学生まで引き上げる

▽放課後児童対策＝４０２３万円

▽学力向上プロジェクト推進＝３１１３万円―新たに地域おこし協力隊を各学校に配置し、チーム・ティーチング等の授業支援や放課後学習による自習サポートなどに取り組む

▽小学校コンピュータ教育＝１４１４万円

▽就学援助＝２８７４万円

▽スクールバス更新＝３２５０万円―マイクロバス１台、中型バス１台

▽東小大規模改修＝２億１１９０万円

▽学校給食センター整備＝２２３０万円

▽市内高校支援＝２００万円―進学模擬試験、公務員模擬試験等の検定費、部活動等の全道・全国大会出場生徒の派遣費

▽市内高校等奨学金給付（新規）＝３３６万円―経済的理由で修学が困難な高校等に在籍する生徒に対し、修学に必要な経費の一部を奨学金として給付する。市民以外も対象とする市内高校枠を設け、市内高校に入学する魅力の一つとして生徒数確保につなげる

▽びばい・おいしい給食（新規）＝７４６８万円―美唄産食材をより多く使用したふるさと給食の日や学校行事と連携した行事食を実施するほか、学校給食を食農教育のための生きた教材として活用することで、先人が培った農の営みや食の大切さを学び、地域の食文化、自然の恵みなどに対する児童生徒の理解を深める。子育て世帯への経済的支援強化のため、学校給食費の無償化に取り組む

▽サン・スポーツランド美唄テニスコート整備（新規）＝１億７５７０万円―全面人工芝コート１０面

(市町村 2022-03-04付)