臨時休業で児童留守番家庭　低学年を一時預かり　函館市　今週から開始

（市町村 2022-03-08付）

　【函館発】函館市子ども未来部は、新型コロナウイルス感染拡大に伴う小学校の臨時休業（学校閉鎖・学級閉鎖）で保護者の事情により、児童のみで留守番をせざるを得ない家庭を対象に、学校での一時預かりを行う方針だ。抗原検査およびＰＣＲ検査で陰性が確認された児童を対象に、学校の空き教室を使用し、市の職員が児童の自主学習などを見守る。主に低学年の児童を対象に、保護者の要望に応じた時間で柔軟に対応する予定。今週から開始した。

　市内では変異株オミクロン株の感染が拡大した１月以降、学級閉鎖が相次いでおり、２日時点の小学校における学級閉鎖は９校１７学級。

　市は数日間にわたる学級閉鎖によって、様々な事情で仕事を休むことができない保護者がいることを踏まえ、学校での児童の一時預かりを行う方針を固めた。

　児童を預けたい保護者は市の「子どもなんでも相談１１０番」に連絡し、学校への送迎は保護者が行う。

　市の職員は学級閉鎖となった学校に出向き、抗原検査およびＰＣＲ検査で陰性となった児童を対象に、空き教室で児童の自主学習などの様子を見守る。

　今週から開始した。主に低学年の児童が対象。市によると、利用時間や条件は現在調整中としているが、保護者の要望に合わせた時間を柔軟に検討していくとしている。

(市町村 2022-03-08付)