小樽市　３年度全国体力等調査結果　体力合計点　小学男子全国上回る　小男女と中男が３種目全国超

（市町村 2022-03-10付）

小樽市３年度全国体力等調査結果（クリックすると拡大表示されます）

　【小樽発】小樽市教委は、３年度全国体力・運動能力、運動習慣等調査の概要を発表した。体力合計点は小学校男子が全道・全国共に平均を上回ったほか、中学生男子は全道の平均点を上回った。種目別にみると、小学校男女共に「反復横跳び」など３種目で全国平均を上回ったほか、中学校男子は「立ち幅跳び」など３種目で全国平均を上回った。質問紙調査では、小・中学校男女共に「運動が好き」と答えた割合が全国平均を超えた。市教委は「日ごろの授業改善、工夫の成果が表れた」と話している。

　本年度は小学５年生６８０人、中学２年生６７５人を対象に調査を行った。

　体力合計点をみると、小学校男子が全道・全国共に平均を上回ったほか、中学生男子は全道の平均点を超えた。全国平均を超えた種目は、小学校男女の「握力」「長座体前屈」「反復横跳び」、中学校男子の「握力」「反復横跳び」「立ち幅跳び」だった。

　全道平均を上回った種目は、小学校男子の「握力」「長座体前屈」「反復横跳び」、小学校女子の「長座体前屈」「反復横跳び」、中学校男子の「握力」「反復横跳び」「立ち幅跳び」、中学生女子の「握力」「長座体前屈」「反復横跳び」「立ち幅跳び」となった。

　身長と体重を表した体格と肥満度に関する調査では、小学校男女共に全国平均を上回った。

　児童生徒質問紙調査の結果では「運動が好き」と答えた割合が小・中学校男女共に全国を上回った。また「体育（保健体育）の授業は楽しいか」に対し「楽しい」と回答した割合は小・中学校男女共に全国を上回った。

　質問紙調査結果について「先生方が日ごろの授業において、運動が苦手な子も満足感を得られるよう工夫改善している成果が表れた」と話す。

　運動量については「今後も新型コロナウイルス感染対策を講じた上で、運動習慣の定着を図る必要がある」とし「児童生徒が自らの運動習慣を見直し、主体的に運動できるようにＩＣＴ機器等を活用した取組例をオンデマンド形式で配信し授業実践の充実を図る」としている。

(市町村 2022-03-10付)