新たにジュニアアスリート発掘ＰＪ　８種特化で練習や座学　札幌市等　育成選手合同研修も

（札幌市 2022-03-25付）

　札幌市スポーツ協会と札幌市スポーツ局は、４年度から新たにさっぽろジュニアアスリート発掘プロジェクトを実施する。発掘事業で選出した人材を“プロジェクト生”として、育成８種目に特化したトレーニングや座学を展開。また、国内・海外で活躍している育成選手と同じトレーニングや座学を合同研修会で体験し、トップアスリートになるための能力や知識の定着を図る。

　市スポーツ協会と市スポーツ局は、２０３０年冬季オリンピックの札幌開催を見据え、次世代のトップアスリート・オリンピック選手の輩出を目的に、２年夏からさっぽろジュニアアスリート発掘・育成事業を実施。ジュニア期の有望なスポーツ能力を持つ人材を発掘するために、スポーツ能力測定会や種目体験会・選考会を行ってきた。

　２年度は「スノーボード」「スキージャンプ」「カーリング」「フリースタイル」「ノルディックコンバインド」の冬季５種目で実施。また、育成プログラムの監修としてリレハンメルオリンピック・ノルディック複合団体金メダリストの阿部雅司氏と連携して育成に当たった。

　３年度は冬季５種目に「陸上」「バドミントン」「テニス」の夏季３種目を追加し、計８種目で事業を展開した。

　４年度は同事業を継続して行うとともに、新たにさっぽろジュニアアスリート発掘プロジェクトを実施する。

　プロジェクトでは、市から次世代のトップアスリートの輩出を目指し、発掘事業から選出した１５人の有望な人材を“プロジェクト生”として、育成８種目に特化したトレーニングや座学などを展開。また、さっぽろジュニアアスリート育成選手との合同研修会や種目体験会で自分の可能性を広げ、トップアスリートになるための能力や知識を身に付ける。

(札幌市 2022-03-25付)