札幌市立小１９３校が卒業式　６年間の思い胸に成長　１万５２３６人が巣立つ

（札幌市 2022-03-24付）

島田校長から卒業証書を受け取る児童

　札幌市立小学校１９３校の卒業式が２３日、一斉に執り行われ、卒業生１万５２３６人が夢と希望を胸に母校を巣立った。うち山の手小学校では、島田裕史校長が１００人に卒業証書を授与。島田校長は卒業生に向けて「卒業証書には６年間の成長が詰まっている。みなさんの１年間の活動は、学校をさらに成長させてくれた」と感謝を伝え、今後の飛躍に期待を寄せた。

　本年度は新型コロナウイルス感染症等の影響によって、３校が卒業式を延期。福移小学校は中学校との併置校のため１５日に実施している。卒業生の合計は１万５２３６人となっている。

　山の手小ではまん延防止等重点措置の期間が終了したことから、保護者が見守る中で式を執り行った。

　国歌斉唱後、児童が１人ずつ登壇。「動物の命を助けることができる獣医になりたい」「外交官になって世界と日本をつないでいけるようになりたい」などと将来への抱負を述べ、島田校長から卒業証書を受け取った。　

　式辞に立った島田校長は、進路や将来について「自分が好きなことを大事にしてほしい。好きなことに取り組むことが、自分の変化や成長につながる」と呼びかけた。

　その上で「好きなこと、楽しいことをしているときは、マイナスの感情を持つことはない。皆さんが好きなことに取り組むことは、周りの人を幸せにすることにもなる」と述べ、好きなことに挑戦し続ける大切さを伝えた。

(札幌市 2022-03-24付)