道特長　４年度総会・春季研究協議会　３つの“ION”大切に　働き方改革や管理職育成を

（関係団体 2022-05-13付）

３年ぶりに全道の会員が一堂に会した

　道特別支援学校長会（道特長、友善学会長）は１１日から２日間、札幌市内のかでる２・７で４年度総会・春季研究協議会を開いた。友善会長は、経営トップに必要なものとして「長期展望」「意思決定」「伝達・意思疎通」―の英単語に「ION」を含む３点を挙げ「校長はこの３つをしっかり自分のものとし、その充実を図ることが重要」との考えを示した。活動方針や研究テーマには、働き方改革やミドルリーダーの育成などを据えた。

　総会には全道から６３人が参加した。冒頭、友善会長があいさつ。経営トップに必要なものとして①VISION（長期展望）②DECISION（意思決定）③COMMUNICATION（伝達・意思疎通）―の３つの「ION（イオン）」を挙げ、「校長はこの３つをしっかり自分のものとし、その充実を図ることが重要」との考えを示した。

　また「本会が様々な課題を解決し、一人ひとりの能力をブラッシュアップしていく場となるよう、会務を進めていきたい」などと述べた。

　議事に入り、３年度の活動報告等、４年度活動計画等を承認した。

　活動計画では、ミドルリーダー育成の積極的推進や、学校における働き方改革、学校経営の改善・活性化などを盛り込んだ。

　研究協議会活動計画では、現時点ではいずれも参集型とし、第２回夏季研究協議会を８月２日に、第３回冬季研究協議会を５年１月５～６日に、いずれも札幌市内のかでる２・７で開催する予定。

　理事研究協議会は第１回を７月に、第２回を５年２月に開催する予定。文教施策懇談会は１０月に計画している。

　特命（旧特設部会）「特別支援教育に関する基本方針」では、道教委が同方針を５年度に改定することに備え、３年度に実施した会員アンケートのまとめを踏まえ、道教委と積極的な情報交換・協議を行う。

　研究部会は、第１部会が「特別支援学校における働き方改革の取組と課題について～『働き方改革北海道アクション・プラン（３年改定）』の取組状況と今後の課題に関する調査研究」、第２部会が「ミドルリーダー・管理職等の育成に向けた計画的、継続的な取組に関する研究～教員養成指標を基にしたミドルリーダー育成の現状と課題」をテーマに研究を推進することとした。

　初日はこのあと、各障がい別総会や研究協議を実施。２日目は研究協議や道教委による行政説明を行った。

(関係団体 2022-05-13付)