道教委　感染症対策徹底へ　道教委　感染症対策徹底へ　チェックリスト作成　部活動など３７事項　再点検を

（コロナウイルス関連 2022-05-17付）

　道教委は「感染リスクの高い教育活動等に関する留意事項・チェックリスト」を作成し、１６日付で関係者に通知した。大型連休明けの新型コロナウイルス感染拡大を防止するため、各教科や部活動など３７の感染症対策の留意事項を一覧化したもの。学校保健委員会などで各項目を再点検し、改善が必要な対策を検討する。

　道の発表によると道内におけるコロナの新規感染者数は大型連休終了後に増加に転じ、感染者に占める１０代以下の割合は１２日時点で３３・４％と３分の１を上回っている。

　このため道教委は１６日付で各教育局長・道立学校長・札幌市を除く市町村教委教育長に通知を発出。同チェックリストを活用し、各道立学校の感染症対策を再点検するよう求めたほか、市町村教委においても通知を参考に対策に取り組むよう求めた。

　チェックリストは、国の衛生管理マニュアルをもとに「各教科等」「部活動」「給食等」「休み時間」「登下校」に関する感染症対策留意事項３７点を一覧化。通常の確認欄と管理職用の確認欄を設けている。学校保健委員会や部活動顧問会議などで各項目を再点検し、改善が必要な項目があれば対策を検討・実施する。

　内容をみると、各教科の対策では体育や音楽など感染リスクの高い活動の留意事項８点を示し、部活動では体調の悪い生徒に対する自宅休養の指導や大会・コンクール参加時の感染症対策の徹底など１３点を挙げている。

　通知ではこのほか、気温・湿度や暑さ指数が高い日にはマスクを外すよう指導することや、学校教育活動の形態・児童生徒の様子などに留意し臨機応変に対応するよう求めている。

(コロナウイルス関連 2022-05-17付)