道教委　ＩＣＴ活用研修　組織的・協働的取組を　学習指導員ら２８０人参加

（道・道教委 2022-06-13付）

　道教委は７日、学習指導員、教員業務支援員（スクール・サポート・スタッフ）等ＩＣＴ活用研修をオンライン開催した。学習指導員ら約２８０人が参加。１人１台端末をはじめとするＩＣＴの活用例や健康面への配慮、組織的・協働的取組の大切さなど、使用時の留意点について理解を深めた。

　ＩＣＴを活用した学びのＤＸ事業の一環として実施。学校の教育活動を補助する職員らを対象にＩＣＴ活用の考え方やＩＣＴ機器の基本的な操作方法などを説明し、学校におけるＩＣＴの円滑な活用を促進することが狙い。

　学習指導員、教員業務支援員、ＩＣＴ活用担当教員、市町村や各教育局のＩＣＴ活用担当指導主事ら約２８０人が参加した。

　開会に当たり髙橋宏明学力向上推進課長兼ICT教育推進課長は「１人１台端末の活用が開始となり、GIGAスクール構想の実現には学校教育に携わる全ての関係者の協力が不可欠」と強調。

　今回の研修では、前年度の参加者から要望の多かったICTを活用した授業の様子や子どもたちへの支援のポイントを紹介するとし、本道における情報教育の充実へとつながるよう期待した。

　続いてICT教育推進課の長尾祐輔主査が「学校におけるＩＣＴ活用の実際」と題してクラウドサービスを活用したオンラインによる協働編集や課題集約などの事例を紹介。「無理なく、できるところから活用することが大切」とし、参加者による教員への支援の重要性を示した。

　つぎに山寺潤主査が「ＩＣＴ機器の基本的な操作方法と活用のポイント」と題して説明。端末使用時のルール、特別な支援が必要な児童生徒に対する活用のポイント、ＩＣＴ活用における健康面への配慮事項を伝えた。

　また、道教委のＩＣＴ活用ポータルサイトやクラウドサービスの基本的な操作方法を解説するオンラインコンテンツ「いつでも研修」プログラムを紹介。学校全体でＩＣＴ活用を図る組織的・協働的な取組の重要性を訴えた。

(道・道教委 2022-06-13付)