石狩局　コンプライアンス確立会議　法令順守徹底誓い合う　重点目標　交通事故撲滅など

（道・道教委 2022-06-13付）

不祥事根絶に向け協議した

　石狩教育局は５月下旬、管内コンプライアンス確立会議をオンライン開催した。教育長会や校長会などの代表者が参加。４年度の重点目標として「交通事故・違反の撲滅」「体罰・不適切な行為の根絶」を掲げ、法令順守の徹底を誓い合った。

　教職員の不祥事等の根絶に向けた実効性のある取組を検討し、市町村および学校における具体的な取組に反映することを目的としている。

　冒頭、田中賢一局長があいさつ。「依然として不祥事が後を絶たない状況。これらの発生を防ぐためには、良くないということを意識化するだけではなく、不祥事を起こさない環境づくりが必要となってくる」と指摘した。

　議事では、髙橋智嗣企画総務課長が３年度学校職員の事故発生状況等について報告。続いて、不祥事防止に向けた４年度の重点目標と具体的な取組を説明した。

　４年度の目標は「交通事故・違反の撲滅」「体罰・不適切な行為の根絶」の２つを設定した。

　重点的な取組として「風通しの良い職場環境づくりによる意識変革」を挙げた。校長が示す学校経営方針に基づき、職員が一丸となって組織目線を共有。職員相互の円滑なコミュニケーションを図るなど風通しの良い職場環境をつくることで、心の余裕を生むとともに教育公務員としての意識を高め、不祥事の防止につなげていく。

　また、不祥事防止への意識を高めるため「わたしの取組」カードの作成を呼びかけた。カードは、重点目標を達成するための具体的な取組として、職員が自身の取組について道の簡易申請機能を活用し作成するもの。出来上がったカードは携行し、机上など見えるところに掲示することを確認した。

　前年度まで重点目標としていた「飲酒運転」「わいせつ行為」については重点目標からは外しているが、今後も継続した取組を求めた。

(道・道教委 2022-06-13付)