札幌市幼児教育センター　新たに訪問研修開始　子の理解、特別支援テーマに

（札幌市 2022-06-13付）

　札幌市幼児教育センターは、本年度から市立幼稚園教諭による訪問研修を新たに開始する。研修テーマは「子どもの理解・遊び」「特別支援教育」の２つ。インクルーシブ教育の視点を踏まえた子どもへの援助や特別支援教育における保護者支援に関する講義・演習を通して、幼児教育の質的向上を図る。

　研修は、幼児教育を支える専門性と指導力を兼ね備えた人材の育成に向けて、幼稚園、認定こども園、保育所等の市内幼児教育施設を対象としたもの。

　現在、国では、幼児教育の質の向上や幼保小の連携推進などが強く求められている。一方、幼稚園等においては、業務の都合上、園外での研修に参加することが時間的に難しいという状況が多い傾向にあった。

　センターでは、研修の状況改善と質を高めるため、市立幼稚園教諭による訪問研修を本年度から新たに開始することにした。

　本年度は「子どもの理解・遊び　子どもの姿を語り合おう」「特別支援教育　一人ひとりに寄り添い、ともに育ち合う集団作りのために・子ども理解と保護者支援」をテーマにした研修を行う。

　研修は約１時間で、各テーマに沿った講義・演習などを実施。内容の詳細は、担当者との事前打ち合わせで決定していく。

　研修は、午後１時３０分～４時４５分の間で、施設の希望時間を選択できる。

　訪問研修を希望する場合は、同センターのホームページにある申込書に必要事項を記入の上、メール（youjikyouiku@city.sapporo.jp）または、ＦＡＸ０１１（６７１）３２４７で受け付ける。

(札幌市 2022-06-13付)