ＳＮＳ等で事業周知へ　札幌市図書館協議会が会合　読書プランなど意見交換

（札幌市 2022-06-13付）

来館者アンケート結果などをもとに意見を交わした

　第９期札幌市図書館協議会は８日、市中央図書館で第１回会議を開いた。市内図書館の概況や５月に示された「さっぽろ読書・図書館プラン２０２２」、３年度来館者アンケートを議題に意見を交わした。

　委員と事務局の紹介後、議事に移り、会長と副会長を選任。会長には北海道大学の新田孝彦名誉教授、副会長には北星学園大学の斎藤仁史准教授が就いた。

　つぎに、事務局が市内図書館の概況や「さっぽろ読書・図書館プラン２０２２」のほか、２年度に市内各図書館で実施した来館者アンケートの結果などを示した。

　来館者アンケートの質問項目「子どもの成長に応じた本やイベントなどの充実度」における「満足」「どちらかといえば満足」の回答率では、えほん図書館は前年度から１５ポイント増の８５・０％となった。

　一方で、中央図書館と各地区図書館は、それぞれ３８・７％、３４・７％で、えほん図書館とは大きく差が開いた。

　委員の「イベントの充実度等に関する満足度が低い要因は」の質問に対しては「新型コロナの影響でイベント数の減少などもあるが、イベントの認知度が低いと捉えている。今後はＳＮＳ等を活用し、積極的な周知を図っていく」と回答した。

　このほか、学校図書館の地域開放に関する意見や要望が挙がった。

(札幌市 2022-06-13付)