文科省　心のケア組織的対応を　マニュアル確認など３点　夏季休業後の感染症対策

（コロナウイルス関連 2022-08-23付）

　文部科学省は、１９日付で通知「夏季休業明けにおける新型コロナウイルス感染症対策」を各都道府県・指定都市教委担当課に発出した。児童生徒の学びを保障するため、感染が確認された場合の衛生管理マニュアルの確認や、教育活動の各場面に応じた対策の工夫など３点を要請した。

　感染症の新規感染者数は増加しており、全国的には過去最も高い感染レベルが継続している状況にある。このため文科省は、衛生管理マニュアル等を参考にしながら、①学校の施設・設備・器具・用具等の点検②児童生徒等の日常的な健康観察や感染が確認された場合の対応に関するマニュアル等の確認③授業や学校行事等、活動場面ごとの状況に応じた感染対策上の工夫の検討―など、地域の感染状況に応じた必要な対策に取り組むよう求めた。

　また、夏季休業明けには感染症に関する様々な不安や悩みを抱える児童生徒等が増えることも考えられるとし「管理職のリーダーシップのもと、学級担任や養護教諭等のほか、学校医やスクールカウンセラー・スクールソーシャルワーカー等を含めて、関係教職員が連携し、組織的に対応を」と呼びかけた。

(コロナウイルス関連 2022-08-23付)