文科省　７月学校コロナ感染　過去最多の約２７万人に　校内感染　幼・高で多発

（コロナウイルス関連 2022-08-24付）

７月の感染経路（クリックすると拡大表示されます）

　文部科学省は、学校関係者における新型コロナウイルスの感染状況（７月３１日時点）を公表した。７月の幼児児童生徒の感染者数は２６万９４６６人で、２月の２５万１４６９人を上回り過去最多となった。校内感染の割合は幼稚園が１６％、高校が１７％と特に高い。校内感染の経路をみると、小学校の７割が同一学級、高校の６割、中学校の５割が部活動となっている。

　２年６月１日～４年７月３０日の累計感染者数は幼児児童生徒が１２３万７８６３人、教職員が７万４６２２人。

　７月の幼児児童生徒の感染者数は２６万９４６６人。前月と比べ２１万５３４４人増加した。

　内訳は、幼稚園が５９３０人、小学校が１４万７６９８人、中学校が６万５１５９人、高校が４万８６０５人、特別支援学校が２０７６人。

　同一学校で感染者が５人以上確認された事例は８７９４件で、内訳は小学校４８３３件、中学校２４３８件、高校１３５３件、特別支援学校１７０件。２月と比べると各校種いずれも減少した。

　感染経路の割合は全校種を通じて「感染経路不明」、つぎに「家庭内感染」が最も高く、第６期（ことし１～６月）と同様の傾向となっている。

　校内感染の割合は幼稚園が１６％、小学校が４％、中学校が８％、高校が１７％、特別支援学校が５％。

　校内感染の経路の詳細をみると、同一学級での感染は小学校が７０％、中学校が６０％、特別支援学校が５９％と高い。部活動での感染は中学校が４８％、高校が５８％となっている。

　７月の教職員の感染者数は１万３５８２人で、このうち校内感染の割合は６％。感染経路は同一クラスが３６％、部活動が１４％、職員室が１３％などと続いた。

(コロナウイルス関連 2022-08-24付)