コロナ対応の教育活動指針改訂　新学期　着用求めず　札幌市教委　マスク取扱い

（札幌市 2023-03-24付）

　札幌市教委は２２日、新型コロナに対応した「市における教育活動のガイドライン」の一部を改訂した。新学期からのマスクの取り扱いについて、児童生徒や教職員に着用を求めないとした。文部科学省が学校でのマスク着用方針を見直したことを受けての対応。

　これまでは日常的なマスクの着用を「推奨」としてきたが、改訂後は「着用を求めないことを基本する」と変更した。ラッシュ時に電車やバスで登下校する際や、校外学習で医療機関や高齢者施設などを訪問する場合については、着用を推奨するとした。

　グループワークや合唱などの比較的感染リスクが高い活動でも不要とするが、２方向の窓を開けての換気を徹底するよう求める。

　入学式や体育的行事なども、人数制限や時間の短縮も必要ないとした。

　同日付で各校に通知した。「５類」引き下げ後の教育活動については、あらためて通知する。

(札幌市 2023-03-24付)