渡島小中校長会　５年度総会　新会長に大橋氏　大沼岳陽　９月８、９日道小大会へ準備

（関係団体 2023-04-12付）

大橋新会長

　【函館発】渡島小中学校長会は１０日、北斗市総合文化センターかなで～るで５年度総会・研修会を開いた。運営方針では、９月８、９日に北斗市で開催する第６６回道小学校長会教育研究渡島・北斗大会に向けた運営・準備など４項目を設定。主管校長会としての役割を果たすため、関係機関と連携しながら大会運営に尽力するとした。役員改選では、新会長に七飯町立大沼岳陽学校の大橋宏朗校長を選出した。

　開会に当たり、会長代行として大橋副会長があいさつ。「各地域や学校によって教育課題への対応は多岐にわたるが、本会には多様な経験を積んだ校長らが所属している。培われた教育理念等を出し合いながら、自校での学校運営に役立つような情報交流・発信をしていきたい」と呼びかけた。

　議事では、５年度運営方針・事業計画案を西田浩人事務局長が説明。運営方針には、部活動の地域移行や教頭職の人材育成などを踏まえ①後継者育成に向けた取組の強化②「学校における働き方改革」の一層の推進③第６６回道小学校長会教育研究渡島・北斗大会に向けた運営・準備④研修活動の推進―の４項目を設定した。活動の重点には「次世代の渡島の教育を支える人材育成を図り、後継者育成を進める」など８項目を据えた。

　各部・事務局の業務計画のうち、研修部では５年度の研究内容を小学校、中学校部会共に今日的な教育課題に統一。小学校部会では研究課題に「様々な危機への対応、未然防止の体制づくりと校長の在り方」を設定し「危機管理に即応する体制づくりと適切な連携の構築はどうあるべきか」を研究の視点とした。中学校部会では「多様化した学校教育課題に対応できる教員の育成」をテーマに①総合的な学校力向上のために協働できる、教員の育成と校長の在り方②新たな学校文化を形成し、教員の意識改革を推し進める校長の在り方―を視点に研究を進めるとした。

　役員改選では、大沼岳陽学校の大橋校長を新会長に選出。総会・研修会終了後、９月８日から２日間日程で北斗市総合文化センターかなで～るで行う第６６回道小学校長会教育研究渡島・北斗大会の実行委員会を実施。開催までの業務推進計画を確認した。

　本年度の役員はつぎのとおり。

　　＝全員新任、敬称略＝

▽会長＝大橋宏朗（七飯町大沼岳陽）

▽副会長＝後藤正弘（北斗市大野中）、西田浩人（八雲町八雲小）

▽事務局長＝金澤力（七飯町七重小）

▽事務局次長＝伊藤明彦（森町森小）

▽監査委員＝三宅貴裕（北斗市谷川小）、小野元嗣（七飯町峠下小）

▽会計理事＝栁澤満（知内町知内小）

▽庶務理事＝増田正弘（八雲町野田生中）、齋藤政洋（北斗市久根別小）

(関係団体 2023-04-12付)