道教育振興協会５年度定期総会　９月末に標津町で集会　家庭、学校等つなぐ役割を

（関係団体 2023-05-18付）

会場、オンライン、書面合わせて７６人が参加

　道教育振興会は１１日、ホテルライフォート札幌で５年度定期総会を開いた。９月３０日に「第３９回北海道の教育を考える会～根室の集い」を標津町生涯学習センターあすぱるで開催することなどを盛り込んだ５年度事業計画を決定。濱田美樹会長は、グローバル化の進展やデジタル化の加速などに伴い迎えている、予測困難な現代社会に触れた上で、同会の持つ特色を強く意識し、家庭教育、学校教育、社会教育をつなぐ役割を果たしていく決意を示した。

　総会には、会場、オンライン、書面を合わせて７６人が参加した。

　冒頭、濱田会長があいさつ。人口減少・少子高齢化が進む中、グローバル化の進展やデジタル化の加速などに伴い、先行き不透明で予測困難な時代を迎えている現代に触れ「従来の知識や経験では対応が難しい新しい時代を主体的に生き抜き、持続可能な社会の創り手となる人材の育成が求められている」と強調。その上で「本会の持つ特色を強く意識し、これまで歩んできた経緯や活動の意義を忘れず、家庭教育、学校教育、社会教育をつなぐ役割を自信と誇りを持って、果たしていこう」と呼びかけた。

　続いて、鈴木直道知事、道教委の倉本博史教育長の代理で出席した柴田亨教育指導監、札幌市教委の檜田英樹教育長の代理で出席した長谷川正人学校教育部長がそれぞれ祝辞（知事は桑原由美子常任理事が代読）。

　うち柴田教育指導監は「本道は、農業や漁業などの様々な産業分野があり、ふるさと教育や職業教育探究学習、体験活動などを行うことができる強みがある」とした上で「これらの資源を学校教育、社会教育それぞれの場で効果的に活用し、学ぶことの楽しさ、分かることのうれしさを実感できる教育の実現に向け、全力で取り組んでいく」との考えを示した。

　議事に入り５年度事業計画等を決定。９月３０日に第３９回北海道の教育を考える会～根室の集いを標津町生涯学習センターあすぱるで、９月５日に第２７回「“子育て”を深めるみんなの教育フォーラム」を札幌市立中島中学校で開催する予定であることを確認した。

　道退職校長会と共催の第２２回北海道教育会議は、１２月１日にホテルライフォート札幌で。「北海道教育の日」道民運動推進協議会の「北海道教育の日」第１６回制定記念行事は１０月３１日にホテルライフォート札幌で開催する。

　このあと、監事の欠員に伴う臨時の役員改選が行われ、元同会常任理事の武田明博氏が選出された。

　５年度役員体制はつぎのとおり。＝敬称略＝

▽会長＝濱田美樹

▽副会長（専任）＝赤岩輝雄

▽監事＝栗原清昭、中島巖、武田明博―新

(関係団体 2023-05-18付)