函館市Ｐ連　５年度総会　１１月に研究大会開催　役員改選　駒野会長を再任

（関係団体 2023-05-18付）

函館市Ｐ連総会

　【函館発】函館市ＰＴＡ連合会は１３日、函館大学で５年度総会を開いた＝写真＝。新型コロナウイルス感染症と共存しながら行えるＰＴＡ活動の追究などを基本方針に掲げ、１１月に研究大会を実施するなど事業計画を決定。役員改選では、北中学校ＰＴＡの駒野圭史会長を再任した。

　前年度までのコロナ禍の影響で３年ぶりに集合形式の開催となった今回は、各校の管理職やＰＴＡなど約５０人が参加した。

　来賓祝辞では、市教委の藤井壽夫教育長が登壇。コロナ禍においても、感染対策を徹底し、活動を継続してきた同会に敬意を表した上で、社会の変化に伴う学校現場の課題について言及。「保護者と地域と学校が助け合いながら、難局を乗り越えてほしい」と述べ同会の発展を期待した。

　議事では、前年度の会務、決算、監査を承認したあと、本年度の活動方針や事業計画などを審議。

　基本方針には「学びと行動で未来を拓くＰＴＡ」をスローガンに掲げ「家庭・学校・地域、行政との連携を強め、これらを結ぶ“架け橋”としての役割を果たす。夢・未来を拓く子どもたちの健やかな成長を目指し、子どもたちの豊かな人間性や命の大切さ、生きることの大切さを育むＰＴＡ活動を推進する」「新型コロナウイルス感染症と共存しながら行えるＰＴＡ活動を前向きに追究する」とした。

　活動の重点には「家族の絆を深め、豊かな心を持った子どもたちを育てるために、教育や子育て、健康、情報教育について考え、さらには情報教育について学ぶ」など４点を設定。

　事業計画では、印刷費の高騰に伴い、これまで年３回発行していた会報「ＰＴＡはこだて」を７月と２月の年２回発行に変更し、内容の充実に努めるとした。

　また、具体的な活動として、５月２４日に南北海道教育センターで行う函館地区広報活動研修会や、１１月１１日に函館大学で開催する研究大会などのスケジュールを示した。

　役員改選では、駒野会長を再任。役員あいさつで駒野会長は「ＰＴＡ活動は保護者が子どものために行うものである一方、学校の教員に依存している課題もある。教員の負担軽減に向けた体制にしていきたい」と決意を新たにした。

　本年度の役員はつぎのとおり。　　　　＝敬称略＝

▽会長＝駒野圭史（北中Ｐ）

▽副会長＝神田克実（本通中Ｐ）、小綿納（北昭和小Ｐ）、小林庸一（巴中Ｐ）、京谷明希（亀田小Ｐ）、松山康史郎（柏野小Ｐ）―新、庄子香織（中島小Ｐ）―新、堀場範子（弥生小Ｐ）―新、乾昌恵（亀田中Ｐ）―新、武田孝幸（東山小Ｐ）―新、岡田吉広（駒場小Ｐ）―新、向大喬（赤川中Ｐ）―新、菊池幸子（戸倉中Ｐ）―新、永井貴之（東山小校長）―新、對馬寿恵（北中校長）―新

▽子育て委員長兼副会長＝中島登詩子（深堀中Ｐ）―新

▽事務局長＝中村和代

▽事務局次長＝鈴木健二（東山小教頭）―新

(関係団体 2023-05-18付)