地域課題解決へ岩農高　空知建協と授業協定　ＩＣＴで農業土木を学習

（関係団体 2023-05-19付）

野村校長（右）と砂子会長が協定書に調印

　【岩見沢発】岩見沢農業高校（野村博之校長）は１１日、空知建設業協会と連携授業協定を交わした。同校で執り行われた締結式には、野村校長や農業土木工学科開発土木専攻班の２年生７人、空知建協の砂子邦弘会長らが出席。班長の小松烈さんは「地域が抱えている課題に主体的に取り組みたい」と意気込んだ。

　同校は平成３０年度、奈井江町の建設企業㈱砂子組と協定を締結。令和元年度からは空知管内の建設業全体として取組を推進するため、空知建協と協定を締結している。

　国土交通省が進めるｉ―Ｃｏｎｓｔｒｕｃｔｉｏｎに関わるＩＣＴ技術の活用について、最先端技術・機器を有する建設団体の指導・協力のもと、生徒が研究に主体的に取り組み、農業・土木を深く学ぶことを目的としている。

　締結式では、砂子会長があいさつ。「授業でＩＣＴ技術に触れ現場的要素を体験することで、社会人になったときにその経験が生きてくる。興味を持って一緒に学び、たくさんの知識を身に付けてほしい」と呼びかけた。

　生徒代表としてあいさつに立った小松さんは「実践力を身に付けられるように勉強し、地域が抱えている課題に主体的に取り組みたい」などと意気込みを語った。

　このあと、砂子会長と野村校長が協定書に署名。野村校長は「実践的な技術を学べることは貴重な機会。経験を糧にいろいろな力を付け、将来に向けてのビジョンを持ってほしい」と期待した。

(関係団体 2023-05-19付)