上川管内教委連　５年度総会等　会長に鈴木氏　中富良野町教委　１０月２４日に第２回委員研修会

（関係団体 2023-05-25付）

決意を述べる鈴木新会長

　【旭川発】上川管内教育委員会連合会は４月下旬、上川合同庁舎で５年度総会・研修会を開いた。１０月２４日に第２回委員研修会を行うことなどを確認。役員改選では、新会長に鈴木晶中富良野町教委教育長を選出した。

　冒頭、金谷昭会長代行があいさつ。「働き方改革、部活動地域移行、ＩＣＴ機器の購入、教科書採択など各市町村教委が連携を深めて進めていかなければならない」とした上で「第１回の研修会で連合会の結束が深まる１日としたい」と述べた。

　来賓あいさつでは、上川教育局の岸本亮局長が学校における働き方改革に関し「形式的な取組にとどまらず、真に必要な教育活動が何かをしっかりと捉えた上で各学校の実情に応じて効果のある取組を組織として行っていくことが重要」との考えを示した。

　議事では、４年度事業報告・会計収支決算報告・会計監査報告のほか、５年度事業計画案・会計収支予算案を承認。１０月２４日に第２回委員研修会を開催することを確認した。

　役員改選では、会長に鈴木教育長を選任。鈴木新会長は「上川教育局の皆さん、教育長の皆さん、教育委員の皆さんの力添えをいただき、微力ながら進めていきたい」と述べ、協力を求めた。

　また、新型コロナウイルス感染症の５類移行に触れ、コロナ禍では「連合会の事業を通常どおり開催することができなかった」とし「本年度は承認いただいた事業計画のとおり実施していきたい」と気持ちを新たにした。

　研修会に移り、上川局の望月俊綱教育支援課長が「上川管内の教育について～上川まなびフォーカス」と題して講演。前年度から取り組んできた「安心・安全」「学力向上」のテーマを継承・発展させ、推進計画から特に推進すべき取組を「学びを伸ばす」「学びを守る」「学びを支える」の３つのキーワードによって整理した１１項目１８点に「伸ばす」「守る」「支える」の質を高める「ＩＣＴ利活用の推進」を加えて示した「上川まなびフォーカス」について解説した。

　役員はつぎのとおり。＝敬称略＝

▽会長＝鈴木晶（中富良野町教育長）―新

▽副会長＝姉崎俊浩（中富良野町教委委員の代表）、石谷英人（下川町教委委員の代表）、髙橋信行（中川町教育長）―新

▽理事＝本田哲嗣（旭川市教委委員の代表）、笠井三貴（幌加内町教委委員の代表）、久保昭博（東神楽町教委委員の代表）、金谷昭（東神楽町教育長）―新、多田淳史（占冠村教育長）―新、金村良則（剣淵町教育長）―新

▽監事＝二ツ川越子（美瑛町教委委員の代表）、鈴木真弓（上富良野町教育長）―新

(関係団体 2023-05-25付)