道特別支援副校長・教頭会が総会　会長に鴻江氏　拓北養護　８月夏季研、来年１月冬季研

（関係団体 2023-05-24付）

　道特別支援学校副校長・教頭会は１５日、道立特別支援教育センターで５年度総会を開いた。事業計画では、８月１０日にホテルライフォート札幌で夏季研究協議会、来年１月９日にオンラインで冬季研究協議会などを開催する方向で検討していることを申し合わせた。役員改選では、会長に拓北養護学校の鴻江康人副校長を選出した。鴻江新会長はアフターコロナ時代の特別支援教育に求められる要素について説いた。

　冒頭、鴻江新会長があいさつ。特別支援教育において「社会の変革を鋭く捉え、地域・保護者・児童生徒にとって魅力ある特別支援学校の姿を具現化するためには、副校長・教頭の視座を高めること、役割は何かを見つめ直すことが大切」と説いた。

　その上で、アフターコロナ時代においては特に①カリキュラム・マネジメントの推進②自立的な課題解決を目指す組織マネジメント③専門性の向上と人材育成―の３点を重点に“つながり”をキーワードにしながら職能向上に努めることを呼びかけた。

　続いて、道教委の堀籠康行特別支援教育担当局長、道立特別支援教育センターの今井章文所長、道特別支援学校長会の鎌田典子副会長がそれぞれ来賓あいさつした。

　議事に移り、本年度事業計画案を審議。活動の重点として「喫緊の諸課題の的確な把握と、解決に向けた具体的な方策・取組の推進」「管理職としての資質の向上」「会員相互・関係団体との情報共有」など５点を確認した。事業計画では、８月１０日にホテルライフォート札幌で夏季研究協議会、来年１月９日にオンラインで冬季研究協議会などを開催する方向で検討していることを申し合わせた。

　このほか、特別支援学校区分ごとの全道規模研究協議会などのスケジュールを確認した。

　本年度の役員はつぎのとおり。

＝全員新任、敬称略＝

▽会長＝鴻江康人（拓北養護副校長）

▽副会長＝近藤正臣（真駒内養護副校長）、梅澤謙（市立札幌みなみの杜高等支援教頭）、佐藤貴雄（小樽高等支援副校長）

▽事務局長＝清弘直行（札幌高等養護副校長）

▽監事＝山田哲也（市立札幌北翔支援教頭）、渡部眞一（札幌養護共栄分校教頭）

(関係団体 2023-05-24付)