道公教が総会研修会　会長に野田校長　札幌北都中　連携強化、職能向上へ決意

（関係団体 2023-05-24付）

道公教・野田新会長

　道公立学校教頭会は１９日、ホテルライフォート札幌で第５８回総会研修会を開催した。第５６回研究大会道北大会（９月１５、１６日、旭川市）の開催など５年度の事業計画を決定。新会長に就任した札幌市立北都中学校の野田隆之教頭は「全道のつながりを深め、教頭職の魅力や力量、やる気を高めていきたい」と決意を示した。

　開会式では八田博之前会長があいさつしたあと、道教委の北村英則教育部長、札幌市教委の長谷川正人学校教育部長が祝辞を述べた。

　議事では５年度の活動方針や活動計画を決定。第１６次３ヵ年継続研究の初年度として「夢と志をもち　未来を切り拓く力を育む　活力ある学校づくりの推進」をテーマに研究活動を進め、９月１５、１６日の第５６回研究大会道北大会に向けて準備を進めることを決めた。留萌管内小中学校教頭会を中核として、道北圏域の各教頭会の協力のもと準備を進める。

　役員改選では新役員を代表して野田会長があいさつ。コロナ禍の３年間を振り返り「“制限された”と捉えるのではなく、学校として状況に応じて適切な対策を講じ、多くの人たちの力を結集して“最適解の教育活動を推進してきた”と前向きに捉えることが大切」と強調した。

　また、７年度に道公教の創立６０周年、８年度に全国公立学校教頭会研究大会北海道大会の札幌市開催が予定されていることから研究・環境の両面で準備を進める考えを表明。「全道の教頭が力を合わせて研修や要請活動を進めていけば、学校を取り巻く課題解決の糸口を見つけることができる。全道のつながりを深め、教頭職の魅力や力量、やる気を高めていきたい」と力を込めた。

　最後に総会・研修会宣言を採択。「副校長・教頭の生活環境、職場環境の改善に向けた条件整備等による地域格差の解消」「ＧＩＧＡスクール構想における人的支援・学びの充実・通信環境整備の充実」など６点に積極的に取り組むことを誓った。

　本年度の役員はつぎのとおり。 ＝全て新任、敬称略＝

▽会長＝野田隆之（札幌市北都中）

▽副会長＝髙橋美紀（余市町黒川小）、佐藤孝俊（旭川市神居中）、奥平真紀（函館市駒場小）、鹿野智雄（苫小牧市糸井小）、酒井宏昭（北見市南小）、深澤一寛（札幌市中の島小）

▽事務局長＝照井志暢（札幌市藻岩小）

(関係団体 2023-05-24付)