道都市教育長会　春季定期総会　子が大切にされていると実感できる環境整備を　檜田会長　課題解決へ連携

（関係団体 2023-05-25付）

課題解決に向け、活発に意見・情報を交換した

　【岩見沢発】道都市教育長会（会長・檜田英樹札幌市教委教育長）は１０日、美唄市民会館で５年度春季定期総会を開催した。各市の教育長ら３３人が出席。檜田会長は「子どもたちが大切にされていると実感できる教育環境を整えていくことが必要」と述べ、課題解決に向け会員の一層の連携・協力を求めた。

　はじめに、檜田会長があいさつ。新型コロナウイルス感染症の取り扱いが緩和されたことに触れ「子どもたちが“大切にされている”と実感できる教育環境を整えていくことが必要。一人ひとりの可能性を引き出すために、さらなる取組を推進していくことが重要」と述べ、会員の一層の連携・協力を求めた。

　美唄市教委の石塚信彦教育長があいさつ。市が取り組んでいる農業教育について説明し「子どもたちの将来のために、時代に合った取組を展開しなければならない。家庭、地域と一体となり、各市教委との連携を強化していきたい」と述べた。

　板東知文美唄市長が祝辞。「教育は地域づくりの最優先事項。子どもたちのために各市が連携し、本道の教育環境を整えてほしい」と期待した。

　このあと、空知教育局の山口利之局長が道教委の教育行政について説明。コロナ対策をはじめ、学力向上・体力向上に向けた取組の推進、地学協働活動の推進、部活動の地域移行など２２点を挙げ、より良い学校づくりに向けた教育環境の整備に対する一層の取組を求めた。

　議事に移り、４年度決算報告、５年度予算を承認したほか、６年度文教施策に関する要望事項について協議。学校における働き方改革の推進、ＧＩＧＡスクール構想の推進に係る支援を重点事項に設定した。

(関係団体 2023-05-25付)