道公立文教施設整備期成会事業計画等　会長に伊藤氏　猿払村長　関係省庁へ要望活動展開

（関係団体 2023-06-13付）

　道公立文教施設整備期成会の５年度運動目標および事業計画がまとまった。文教および体育施設整備、学校給食振興に係る要望事項が６年度概算要求に盛り込まれるよう決議文を採択し、関係省庁への要望活動を展開することを申し合わせた。役員改選では、新会長に猿払村長の伊藤浩一氏を選出した。

　５年度の運動目標は①公立文教施設整備に係る財源の確保および施策の充実②公立体育施設整備に係る施策の充実③公立学校給食施設整備に対する財源の確保および施策の充実④へき地教育関係施設整備に対する財源の確保および施策の充実―の４点。学校・体育施設と学校給食施設整備に係る当初予算での必要な財源確保や地方財政措置の充実、へき地教員宿舎整備事業量の確保を図ることを求めた。

　事業計画では、国の予算編成過程に応じ、国会や政府関係者への要望活動を段階的に取り組む方針を決定。運動目標や重点要望事項に基づき、文教施設整備、体育施設整備、学校給食振興の３つに係る決議文を採択した。

　文教施設整備については、進展する時代の要請に即した多様な教育環境の整備や災害に強い安全・安心な学校施設の整備が急務となっているとして、地方公共団体が計画する全ての事業の実施に必要な財源の確保、幼稚園を含む学校施設の耐震化事業、アスベストやＰＣＢ対策、安全・安心な学校づくりに係る施策の充実、地方財政措置の充実、へき地教育振興のための予算の確保と施策の充実の４点に取り組む。

　体育施設整備については、地域スポーツセンター、地域武道センター、中学校武道場、学校水泳プールなどの整備の充実を図る。現存する施設の大規模修繕に係る支援措置や体育施設建設に伴う地方財政措置の拡充などの施策が必要とした。

　学校給食振興については、さらに完全給食の実施を促進するため、地方の事業計画を踏まえて学校給食施設整備に必要な財源を確保し、交付金を充実させる。

　役員改選では、新会長に猿払村長の伊藤氏を選出した。

　本年度の役員体制はつぎのとおり。

＝敬称略＝

▼会長＝伊藤浩一（猿払村長）―新

▼副会長

▽社会教育＝西村穣（中標津町長）

▽体育スポーツ＝堀雅志（増毛町長）―新

▽学校給食＝大野克之（新ひだか町長）

▽へき地教育＝藤澤克（島牧村長）―新

▽幼稚園＝岩倉博文（苫小牧市長）

▼監事＝上野正三（北広島市長）、吉田孝志（北広島市教育長）―新、荒谷順一郎（新篠津村教育長）―新

(関係団体 2023-06-13付)