道P連が総会 10月に日P札幌大会 菊川会長 一番の力は学校、地域の取組(関係団体 2023-06-15付)
道P連総会
道PTA連合会は10日、ホテルポールスター札幌で第76回総会を開き=写真=、「第70回日本PTA北海道ブロック研究大会札幌大会(10月21、22日)」の開催などを盛り込む5年度事業計画を決定。あいさつした菊川哲平会長は、本年度のスタートに当たり「私たちの一番の力は、学校や地域の取組。一つでも多く活動を届けてほしい。皆さんの願いや思いや声を北海道PTA連合会に届けてほしい」と呼びかけた。
総会には役員、代議員をはじめ来賓ら約70人が出席した。PTAの歌を清聴したあと菊川会長があいさつ。今なお続く感染症禍でのPTA活動の難しさに触れた上で「私たちの活動のやり方に特にルールは定めていない。各地区、各地域がそれぞれに寄り添った取組が正しい」とし、各地区P連がつながり合っていくことの重要性を強調。「一番大事なのは、私たちが大きく踏み出して前に進むことではないか」と訴えた。
また、本年度のスタートに当たり「私たちの一番の力は、学校、地域の取組。一つでも多く活動を届けてほしい。皆さんの願いや思いや声を北海道PTA連合会に届けてほしい」と呼びかけた。
来賓を代表し倉本博史道教委教育長があいさつ。「子どもたちが未来に向けて様々な困難を乗り越え、豊かな人生を切り開いていく力を身に付け、持続可能な社会の担い手として成長していくことができるように、学びの環境の一層の充実が重要」と述べた上で、道P連の活動に対し「長年、それぞれの時代の教育課題に向き合い、研究や研修活動を重ね、その成果を各学校、各家庭に還元していただいた。家庭の教育力の充実を図り、豊かな心を持った子どもたちの育成に寄与してきたことは、大変に心強く感じている」と期待した。
続いて議事に入り、4年度の会務・事業活動報告、会計決算報告、監査報告を了承。5年度の活動の骨子や事業計画等について協議、決定した。
活動の骨子について①会員の研修活動の充実を通し、お互い高め合うとともに家庭教育力の充実を図り、豊かな心を持った子どもの育成に努める②本道の教育振興のために、地区PTA連合会と緊密な連携を図り、道P連事業の充実と教育課題の解決に努める③家庭・学校・地域そして行政との連携・協働を進め、子どもたちを取り巻く教育・生活環境の改善に努める―の3点を基本方針に設定。
事業計画をみると、10月21、22日にカナモトホールなどで第70回日本PTA北海道ブロック研究大会札幌大会を開催。「北海道らしい教育環境をめざして」を大会主題とし、感染対策を十分に施した上で、ICT機器を活用した大会とする。
また、地区PTA研究大会・地区子育て研修会、ブロック研修会などの研修事業を実施するほか、組織強化事業としてブロック連絡会、「子育て委員会」を活用した広報活動、事業・財政基盤の確立に向けた取組等の充実を図る。
このほか「第41回全道PTA広報誌コンクール」(6年3月12日、札幌市)、北海道PTA連合会会報発行(7、12、3月)、優良PTA・個人表彰、教育振興助成事業を実施する。
新会長に後藤氏
総会では役員改選を行い、新会長に石狩管内PTA連合会の後藤一樹氏を選出した。
新役員はつぎのとおり。=敬称略=
▽会長=後藤一樹(石狩管内P連)―新
▽副会長=廣瀬堅一(小樽市P連)、林亨(上川北部P連)―新、駒野圭史(函館市P連)、若林徹(胆振東部P連)―新、清水達也(釧路管内P連)―新、太田実保(石狩管内P)―新、谷渕友美(南空知P連)、濱口憲太(釧路市P連)、工藤雅人(北広島市立大曲小)、松橋辰吾(北広島市立西部中)―新、橋本理恵(旭川市P連)
▽顧問=菊川哲平(上川南部P連)―新
▽監査=石本真志(渡島P連)―新、山田理恵(胆振西部P連)―新、松永香(釧路管内P連)―新
(関係団体 2023-06-15付)
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