高齢者教室でワークショップ　エコバッグ作りを指導　札幌みなみの杜高等支援

（札幌市 2023-09-25付）

　市立札幌みなみの杜高等支援学校（田中進一校長）は２０日、南区の高齢者教室「緑苑大学」の受講者を対象にしたワークショップを開いた。エコサイクルコース２年の生徒たちが講師となり、新聞紙を再利用したエコバッグ作りを実施。新聞紙の折り方やのり付けの仕方などを丁寧に説明した。

　緑苑大学の全１３コマある講座のうちの１コマを、同校の生徒６人が担当した。

　生徒たちが運営する「杜ｃａｆｅ」で、パンなどの商品を購入した際に持ち帰り用として提供しているエコバッグの作り方を、緑苑大学の受講者３２人に教えた。生徒は「形が崩れないようにしっかりのり付けして」などと呼びかけながら、手順を一つ一つ丁寧に説明。新聞紙を折り込んでマチを作ったり、取っ手を付けたりして完成させた。

　このあと、ＳＤＧｓに関するワークショップを企画するｄｅｓｃｒｉｂｅ　ｗｉｔｈ代表で、同校の協育アドバイザー高橋優介さんを迎えて「ＳＤＧｓの住みやすい街づくり」をテーマにディスカッションした。

　生徒は「相手の目線に合わせて説明するのは難しいと感じたが、良い経験になった」と話し、受講者は「丁寧に教えてくれて、充実した内容だった」と笑顔を見せた。

(札幌市 2023-09-25付)