札幌啓北商高 真駒内児童会館で　野球の楽しさを知ろう　課題探究の一環で魅力紹介

（札幌市 2023-11-30付）

　市立札幌啓北商業高校（桑島宏明校長）３年生３人が１７日、真駒内児童会館でイベント「野球の楽しさを知ろう！野球チャレンジ！」を開いた。地元札幌に貢献できる活動を生徒自らが考える「課題研究」の一環。競技人口が減っている野球の魅力を子どもたちに伝えようと企画した。

　課題研究では、３年間で身に付けた資質・能力や人とのつながりを活用し、地域の課題を発見して、解決策を探究する活動を行っている。

　３人は野球部で、近年野球の競技人口が減っていることから、子どもたちに楽しさを伝えようとイベントを企画した。

　計画の作成をはじめ、児童会館への実施の依頼や指導員との打ち合わせに取り組んだ。また、告知ポスターを作製し、直接児童館に出向いて参加の呼びかけも行った。　

　当日は約２０人の子どもが参加した。

　はじめにグローブやバットなどの野球道具について説明し、実際に触れてもらった。

　ティーに置かれたボールを打つ「バッティングチャレンジ」では、バットにボールが当たると、子どもたちは歓声を上げながら喜んだ。

　卓上ゲームのルールを応用した「リアル野球盤」も行った。

　企画運営した生徒は「普段参加しているイベントも準備や運営にいろいろな人が関わっていることが分かった。何より子どもたちの笑顔が見られてうれしい」と話した。

　同校では来年１月下旬に、課題研究の成果発表会を行う。

(札幌市 2023-11-30付)