札幌明園中　韓国語講座　オンライン交流に向け　市国際交流員が指導

（札幌市 2023-11-30付）

　札幌市立明園中学校（伊東美智恵校長）は１５日、同校で韓国とのオンライン交流に向けた韓国語講座を開いた。札幌市の韓国国際交流員を務めるヤン・スーミンさんが講師を務め、交流が充実するよう、自己紹介で活用できる韓国語や韓国の文化を紹介した。

　同校は、札幌市教委などが推進する「姉妹都市オンライン学校交流事業」の実施校に指定されたことを契機に、３年度から札幌市の姉妹都市である韓国・大田広域市のシンタンジン中学校とのオンライン交流を開始。指定が終了した現在も学校独自で取組を継続している。

　本年度は、計４回のオンライン交流を計画しており、２１日に３回目の交流を実施した。

　韓国語講座は、充実した交流となるよう企画したもので、２回目となる今回は、オンライン交流に参加している生徒のうち１２人が参加。講師には梁さんを迎えた。

　梁さんは「アンニョンハセヨ（こんにちは）」「チョヌン○○イムニダ（私は○○と申します）」など、自己紹介で活用できる表現を紹介。生徒たちは、梁さんが作成したひな型に趣味などを記入して自己紹介文を完成させたあと、実際に読み上げて発音などを練習した。

　また、韓国で人気の性格診断テストと言われている「ＭＢＴＩ」に触れ「韓国人はほぼ１００％自分のＭＢＴＩのタイプを知っている。自己紹介で自分のＭＢＴＩを話すと会話が進むかも」とアドバイスした。

　このほか、韓国の中学生の学校生活や現在の流行などを紹介した。

　生徒たちは、韓国の制服のデザインに「かわいい！」と反応したり、塾などで夜遅くまで勉強していることに「大変そう」などと話したりした。

(札幌市 2023-11-30付)