富良野市６年度予算案　教育支援センター設置　４校で次世代エネ空調導入

（市町村 2024-02-26付）

　【旭川発】富良野市は１４日、６年度予算案を発表した。一般会計総額は前年度当初比９・６％増の１５３億５０００万円。このうち教育費は２４・２％増の６億９０５０万円となっている。

　主な事業は、教育支援センター推進事業に１００８万円を充て、既存の適応指導教室「まいくらす」を新年度にオープンする「教育支援センター」に移行するとともに、支援員の増員とオンラインによる支援等を開始し、不登校対策の体制を強化する。

　また、新規事業として、市内４校の中規模小・中学校への次世代エネルギー空調設備等の導入に２２０３万円、その他の小・中学校の冷房設備設置に４７０万円を充てている。

　教育関係の主な事業はつぎのとおり。

▽教育支援センター推進＝１００８万円―既存の適応指導教室「まいくらす」を来年度にオープンする「教育支援センター」に移行し、不登校対策の体制を強化を図る

▽小・中学校空調設備設置・次世代エネルギー設備借上（新規）＝２２０３万円―扇山小、東小、富良野東中、富良野西中へ早期に空調環境を整備するため、脱炭素社会にも適合した冷暖房設備等をリース方式で導入

▽小・中学校冷房設備設置（新規）＝４７０万円―鳥沼小、麓郷小中、山部小へ冷房設備を設置する

▽子ども医療給付＝８９９６万円―子育て世代の経済的負担軽減のため、所得制限を設けず、高校生までの通院・入院医療費の無償化を図る

▽児童手当支給＝２億４４５３万円―６年１０月から、支給期間を高校生までに延長

▽乳児子育て世帯応援＝１９４９万円

▽子育て支援センター運営＝５４３万円

▽こども通園センター運営＝１６００万円

▽へき地保育所冷房設備設置（新規）＝２０１万円

▽児童館冷房設備設置（新規）＝２９６万円

▽地域おこし協力隊派遣（新規）＝４５８万円―適応指導教室が教育支援センターに移行するため、体制強化のために心理士を配置する

▽小学校校務支援システム新規導入＝３２４万円―システム未導入の鳥沼小、樹海学校、麓郷小中、山部小に導入する

▽小・中学校校務用コンピューター整備＝３０９９万円

▽小・中学校ＩＣＴ教材整備（新規）＝９９万円

▽教育用コンピューター整備（新規）＝４７５万円

▽麓郷地区放課後子ども教室推進（新規）＝１０１万円

▽富良野学校給食センター管理運営費（新規）＝３３５５万円

▽生涯学習センター施設整備（新規）＝７０００万円

(市町村 2024-02-26付)