上湧別地区義務教育学校整備も　芭露保育所改築へ設計　湧別町　６年度予算案

（市町村 2024-03-07付）

　【網走発】湧別町は２月２９日、６年度予算案を発表した。一般会計の総額は前年度当初比０・２％増の１０２億５２００万円で、教育費は３５・４％増の１８億１７２１万円。７年４月に開校予定の上湧別地区義務教育学校整備の整備量が増えたことが増額の要因となっている。

　主な事業をみると、建物の老朽化が進んでいる芭露保育所を改築するとともに、就学児童の放課後の居場所としても活用するため、工事に向けた実施設計費２２００万円を計上。また保育所および認定こども園等の利用に係る保育料を完全無償化し子育て環境の充実を図る。

　このほか、上湧別地区義務教育学校整備に９億８９３７万円を充て、７年４月１日の開校を目指す。

　教育関連の主な事業はつぎのとおり。

▽芭露保育所整備実施設計＝２２００万円

▽保育料完全無償化＝１４６１万円

▽保育園留学＝８２５万円

▽図書館システムマイナンバーカード連携改修＝１２９万円

▽公設塾開設準備＝１００万円―湧別高の魅力向上による入学者の増を図るため、専門的な知見を有する外部組織から助言を受け、公設塾開設に向けた検討を行う。７年１０月開設予定。

▽ｅスポーツ推進＝７６３万円―湧別高部活動支援、小中学生向けデジタル教育講座など

▽スクールバス整備＝３９００万円―上湧別地区義務教育学校の開校に伴い購入するもの（２９人乗り、３台購入）。

▽湧別高存続対策＝４１９６万円―５年度に新設したソフトテニス部の部活環境整備など

▽上湧別地区義務教育学校整備＝９億８９３７万円―７年４月１日開校予定

(市町村 2024-03-07付)