愛別町６年度予算案　義務校１０年度開校へ　校舎設計費や準備委費盛る

（市町村 2024-03-07付）

　【旭川発】愛別町は１日、６年度予算案を発表した。一般会計は前年度比２１・５％増の３９億３８００万円で、このうち教育費は１０年度に開校を目指す義務教育学校の基本設計や仮称・開校準備委員会の費用があることから２３・１％増の３億２０４４万円となった。

　主な新規事業では、義務教育学校開校準備に４５５７万円を措置。愛別小学校の敷地を利用し、防災拠点にもなる校舎を新築する見通しで、６年度は７年度に着手予定の実施設計に向けた基本設計を行う。

　また、新しく開校する義務教育学校の校歌や校章などを審議する仮称・開校準備委員会４回分の費用が盛り込まれている。

　教育関係の主な事業はつぎのとおり。

▼学校教育

▽義務教育学校開校準備（新規）＝４５５７万円―基本設計に４５３９万円、仮称・開校準備委員会費１６万円

▽小学校教育ＩＣＴ推進＝１９１万円

▽中学校教育ＩＣＴ推進＝１２６万円

▽小学校教具整備＝１３０万円

▽中学校教具整備＝３０万円

▽英語指導助手配置＝８７３万円―愛別小・中に各１人配置

▽小学校特別支援教育支援員配置＝８９５万円―会計年度任用職員扱い

▽中学校特別支援教育支援員配置＝３４４万円―会計年度任用職員扱い

▽小学校特別教育活動支援＝６３万円

▽中学校特別教育活動支援＝９６万円

▽児童学力向上＝２万円―英検受検料の助成

▽生徒学力向上＝３８万円―中学生を対象としたチャレンジゼミの開催費用

▽教職員の指導力向上＝１５万円―管理職や一般教員の職能向上への研修等の費用

▽不登校児童生徒受入機関共同設置＝１４万円―旭川市適応指導教室「ゆっくらす」への運営負担

▽コミュニティ・スクール運営＝８万円

▽小学校スクールランチ実施＝１４７５万円

▽中学校スクールランチ実施＝８４０万円

▽高等養護学校教育振興＝２３５万円―美深高等養護あいべつ校への助成など

▽部活動指導員配置＝８７万円―中学校を対象に、部活動指導員を配置する

▼社会教育

▽公民館講座教室実施＝６７万円

▽読書活動推進＝５万円

▼保健・医療

▽各種運動教室開催＝２０万円―１９歳以上の町民を対象とした各種運動教室を開催

▼子育て支援

▽児童生徒入学通学応援＝４１２万円―入学時の教材や制服の購入費の助成

▽遠距離通学費助成＝６万円

▽乳幼児等医療給付＝９３６万円―１８歳までの医療費助成

(市町村 2024-03-07付)