本別町　６年度予算案　本別高生の学び支援　豪州研修派遣、学力向上等

（市町村 2024-03-08付）

　【帯広発】本別町は２月２８日、６年度予算案を発表した。一般会計は前年度当初比１・９％減の７３億４０４３万円。教育費には８・６％減の６億６０５９万円を計上した。

　本別高校の教育を考える会補助金に５７６６万円を措置し、進路指導対策事業や学力向上対策事業、通学費支援などに充てる。中でも、オーストラリア・ミッチェルへの海外研修派遣事業には１３８８万円を計上し、高校生の多様な学びを町が支援する。

　また、図書館学習環境整備事業に１０６４万円を充て、エアコンとフリーワイファイを設置することで利用率向上を図る。

　教育関連の主な事業はつぎのとおり。

▼国際理解教育の充実

▽こども英語チャレンジ＝５７４万円

▽英語教諭および英語指導助手の配置＝４５３万円

▽本別高の教育を考える会補助金・海外研修支援＝１３８８万円

　本別高生のオーストラリア・ミッチェルへの海外研修派遣事業を実施する。

▼自治体ＤＸの推進

▽町内小・中学校にＡＩ型学習ドリルの導入＝３４１万円

▼各種事業の推進

▽町内小・中学校における３５人学級の導入＝４７９万円

　子どもたちの学びを保障し、少人数学級によるきめ細かな教育を推進するための独自施策。６年度は中学校に教諭１人を配置する。

▽多子世帯に対する給食費の無料化＝１２２万円

　小・中・高校に在学している同一世帯の３人目以降の児童生徒に対して、学校給食費を全額免除する。

▽学校給食費の負担軽減＝４４５万円

▽本別高の教育を考える会補助金＝５７５６万円

▽ジュニアリーダー養成＝８２万円

　昭和６０年から続く宮城県南三陸町の中高生リーダー交流事業を軸に、青少年の健全育成と次代を担うリーダーの養成を推進する。

▽図書館学習環境整備（新規）＝１０６４万円

▽総合型地域文化・スポーツクラブの調査研究

　町民と共に地域性に合った文化・スポーツクラブの在り方を検討する。

(市町村 2024-03-08付)