新ひだか町　６年度予算案　小・中保健室に空調機　児童養育相談センター新築

（市町村 2024-03-11付）

　【苫小牧発】新ひだか町は２月２６日、６年度予算案を発表した。一般会計は前年度比２・７％減の１６７億６１１９万円、教育費は１・６％増の１３億６９６３万円。

　新規では、各小・中学校の保健室等に空調設備を設置する。また、本室と分室に分かれていた児童養育相談センターを集約し単年度で新築する。

　子ども・子育て関係の主な事業はつぎのとおり（▽の事業は▼項目のうち主要なもの）。

◆子どもたちの健全育成

▼学校教育の充実＝５億８００万円

▽各小・中学校の保健室等に空調設備を設置

▽食材価格の高騰に伴う学校給食の保護者負担の軽減を図り、栄養バランスを維持した学校給食を提供（物価高騰分を町が負担）

▽老朽化が進む施設・設備を計画的に更新し、学校給食を安全かつ安定的に提供

▼生涯学習の充実＝２億７９００万円

▽青少年教育＝子どもたちの健やかな成長を促すため「こども文化教室」や「わんぱく教室」などを開催

▽芸術文化活動＝子どもたちの豊かな創造性や感性を育むことを目的に芸術鑑賞会を開催

▽スポーツ教室開催＝健康維持や健康的な身体の発育・育成のため「水泳教室」や「かけっこ教室」などを開催

◆生きがいの持てる地域づくり

▼障がい福祉サービスの推進＝１８億５３００万円

▽児童養育相談センター建設―本室と分室の２拠点での運営を集約化し、施設の狭小問題などを解決し、機能的な施設として運営できる施設を整備。建設場所は高静小裏地。木造平屋。総事業費は５～６億円。単年度完成を目指す

▼児童福祉環境の充実＝１２億２５００万円

▽学校再編に合わせた児童館集約化＝４月からの小学校再編（高静小・桜丘小）に伴い、校区内の放課後児童クラブ機能を集約し、安心して利用できる環境を整備

◆町の将来を担う人材づくり

▼心豊かな文化的生活の確保＝２億１３００万円

▽親子向けイベントの開催＝絵本作家の講話や親子で参加できるワークショップ、人形劇の講演など

▽郷土文化＝郷土の自然や文化財などに関する講座や企画展示など、ＩＣＴを活用して開催

▽馬を活かしたふるさと教育＝乗馬施設で学校等の団体利用を積極的に受け入れ、体験乗馬や馬文化学習などによって、地域の産業、文化、ふるさとの魅力を学ぶとともに、馬産地の魅力を広くＰＲ

(市町村 2024-03-11付)