委員長に大宮氏　幌南小　札生総連　６年度総会　会議等の簡素化など組織再編へ

（札幌市 2024-05-13付）

大宮新委員長

　札幌市生活科・総合的な学習教育連盟（札生総連）は４月下旬、道教育大学札幌駅前サテライトで６年度総会を開いた。役員間、役員と各部間の連携の強化や会議等の簡素化等を図る組織再編案などを審議。役員改選では、委員長に幌南小学校の大宮健一校長を選出した。大宮新委員長は「会員みんなが本連盟に入って良かったと思えるような団体にしたい」と意気込みを語った。

　冒頭、森田智也委員長があいさつ。前年度の研究大会を振り返り「時代に合った運営方法を学んでいくことも持続可能な研究団体として求めていかなければならない」と強調。教員の働き方・処遇にも触れ「会員一人ひとりが学びがいを感じる１年になれば」と期待した。

　議事では、各部の活動報告、会計決算、監査報告を承認したあと、６年度組織再編案を審議。役員間および役員と各部間の連携を強化するほか、従来実施してきた会議の回数を減らし、授業づくりに費やす時間を確保する方針を確認した。

　具体的には、組織の体制を①研究・研修部②庶務・組織部③情報・広報部―の３部に再編する。

　研究・研修部では、研究で目指す内容と研修内容のつながりを強化。また、研究団体としての資質・能力を底上げするような研修を計画し、研究会等で検証する。

　庶務部では、渉外的な業務を、組織部では、各部との連携をもとに組織拡大を図る業務を推進。研究大会の受付業務などにも携わる。

　情報部では、指導案や研修資料などの情報資産の収集・保管、公開を担当。広報部では、ホームページ関連や案内関係を担う。

　役員会、事務局会議等は基本的にオンライン開催とし、会同で行う授業づくりの時間を確保。会議などの簡素化を図るほか、各部での検討事項を迅速に調整することを目指す。

　再編案は、今後、１年間かけて検討しながら内容を固めていく予定。

　このあと、中嶋孝幸研究部長が６年度の研究内容を提案した。

　役員改選では、新委員長に幌南小の大宮校長を選出した。

　本年度役員はつぎのとおり。　　　　　＝敬称略＝

▽委員長＝大宮健一（幌南小校長）―新

▽副委員長＝能登貴章（幌北小校長）、鵜飼麻未（ノホロの丘小校長）

▽監査＝川見明子（西岡北小校長）

▽理事＝西宏（東苗穂小教頭）、高屋智章（手稲西小教頭）―新

▽事務局長＝蛯名悠太（太平小教諭）

(札幌市 2024-05-13付)