札幌市Ｐ協　６年度総会　会長に髙原氏　豊平区Ｐ連　特別委設置し法人化検討

（札幌市 2024-05-22付）

髙原新会長

　札幌市ＰＴＡ協議会は２０日、札幌サンプラザで６年度総会を開催した。子どもたちの健全な成長に向け、研究研修活動、広報活動を推進するなどの事業計画を承認。役員改選では、新会長に豊平区ＰＴＡ連合会の髙原周作氏を選出した。

　開会あいさつに立った中野吉朗会長は、生成ＡＩの普及、デジタルシティズンシップ教育の推進など教育現場を取り巻く環境が変化しつつあることに触れ「これから何が進められていくのか、私たち大人も学んでいく必要がある」と強調。セミナーの開催や広報活動などを通して情報提供していく考えを示した。

　「“子どもたちの健全な成長のために”。これは市ＰＴＡ協議会の運営方針の核となる。皆さんと一緒に今できることを模索していきたい」と述べた。

　来賓あいさつでは、市教委の檜田英樹教育長と市中学校長会の秀島起也会長が登壇した。

　議事に移り、５年度会務・決算、第７０回日本ＰＴＡ北海道ブロック研究大会札幌大会の活動報告などを承認した。

　６年度運営方針をみると「札幌市民憲章の精神を受け、各区ＰＴＡ連合会と緊密な連携を図るとともに、関係諸団体と協力し、子どもたちの健全な成長のために、本協議会の役割を最大限に発揮できるよう努める」など４点を掲げた。

　活動の重点には「教育環境に関する調査研究を実施し、関係機関・諸団体への要望活動を行い、その成果について検証する」など５点を設定した。

　事業計画については、特別委員会を設置し法人化について検討すること、第７１回日本ＰＴＡ北海道ブロック研究大会石狩管内・千歳大会の成功に向け、道ＰＴＡ連合会と協力し円滑な運営に努めることなどを示した。

　役員改選では、新会長に豊平区Ｐ連の髙原氏を選出。

　髙原新会長は「ＰＴＡの活動になるべく多くの人に参加したもらい、札幌市の中でつながりを持てれば」と述べた。

　６年度の役員はつぎのとおり。

＝敬称略＝

▽会長＝髙原周作（豊平区Ｐ連、西岡北中）―新

▽副会長＝林川希（南区Ｐ連、藤野中）、八木友美子（西区Ｐ連、宮の丘中）、先名孝亘（東区Ｐ連、明園中）―新、髙瀬麻美（白石区Ｐ連、米里小）―新、朝野由紀（手稲区Ｐ連、稲積小）―新、佐々木文矢（清田区Ｐ連、北野中）―新、中村義則（札幌市小学校長会、太平南小校長）―新、横道幸紀（札幌市中学校長会、澄川中校長）―新、松井泰子（札幌市立幼稚園・こども園長会、中央幼園長）―新

▽監事＝小戸田友香（厚別区Ｐ連、信濃中）、橋本正行（西区Ｐ連、八軒東中）―新

(札幌市 2024-05-22付)