５年度報告書を作成　札幌市　子の権利条例の取組で

（札幌市 2024-05-21付）

　札幌市子ども未来局は、市子どもの最善の利益を実現するための権利条例に基づく５年度取組状況報告書をまとめた。子どもの権利に関する各部局の取組状況、子どもに関する実態・意識調査結果に基づく成果指標の達成状況などを紹介している。

　第３次子どもの権利に関する推進計画に掲げる基本施策①子どもの権利を大切にする意識の向上②子どもの参加・意見表明の促進③子どもを受け止め、育むまちづくり④子どもの権利侵害からの救済―の４点に基づき、各部局の取組について報告した。

　１１月２０日のさっぽろ子ども権利の日に合わせてせんりゅう・ポスターを募集した取組、市政やまちづくりへの参加促進として実施した子ども議会などを紹介。

　このほか、子どもの権利救済機関「子どもアシストセンター」の運営状況、ヤングケアラー支援の取組などを取り上げている。

　市教委の取組をみると、教職員向け研修における講義の実施、さっぽろっ子自治的な活動の推進、相談支援パートナー事業やスクールカウンセラーといった教育相談体制の状況を掲載している。

　１３日に開かれた第４回子どもの権利委員会で提示した。今後、市議会文教委員会で報告する予定。

(札幌市 2024-05-21付)