札幌市教委　６年度期限付教員採用数　小・中合わせて５１０人　５月１日現在　５００人超で推移

（札幌市 2024-05-24付）

札幌市立小・中学校の定数欠期限付き教員数（クリックすると拡大表示されます）

　札幌市教委は、市立小・中学校における６年度の定数欠期限付き教員採用人数をまとめた。５月１日現在、小学校３０５人、中学校２０５人の計５１０人。小学校における少人数学級の拡大などによって、前年度と同様に５００人を超える状況が続いている。

　定数欠期限付き教員は、正規採用教員の合否決定後の学校統合や加配、児童生徒数の増減に対応するために配置されている。産・育休や病欠による代替の期限付き教員は除く。

　本年度の人数は、小学校で前年度比１０人増の３０５人、中学校で９人減の２０５人。合わせて１人増の５１０人が配置されている。

　過去５年間の状況をみると、４年度までは３５０人程度で推移していたものの、５年度は５０９人と大幅に増加した。

　市教委によると、１学級３５人以下の少人数学級の拡大、特別支援学級における児童生徒数の増加などが背景にあるという。７年度は少人数学級が６年生まで拡大されるため、期限付き教員の人数は今後も同様の水準が続くとみられる。

　市教委は、５年度から新たにペーパーティーチャー向け説明会を開催するなど、期限付き教員の人材確保に向けた取組を強化している。

　今後もこうした取組を通して人材確保に努めていく考え。

(札幌市 2024-05-24付)