札幌市Ｐ協　優良ＰＴＡ表彰２１校１園〈上〉

（札幌市 2024-05-24付）

札幌市Ｐ協ＰＴＡ表彰

　札幌市ＰＴＡ協議会は、５年度優良ＰＴＡ表彰園・校を決定した。２１校１園が栄に浴した。２０日に札幌サンプラザで開かれた総会終了後、表彰式を挙行。中野吉朗会長（当時）が代表者に表彰状を手渡し、功績をたたえた。受賞ＰＴＡおよび取組概要を２回にわたって紹介する。

▼中央幼稚園ＰＴＡ

　園児の減少や就労家庭の増加など状況の変化に合わせて組織や活動の見直しを図るとともに、本来の目的である子どもの教育活動を豊かにする活動を通して会員同士の親睦交流に努めている。

▼札幌中学校ＰＴＡ

　ＰＴＡ環境部が中心となり、花壇やフラワーハンギングを整備し、学校内外の環境改善に努めている。このような活動に多くのＰＴＡ会員が関わることでＰＴＡの一体感を高めるのに役立てている。

▼北園小学校ＰＴＡ

　コロナ禍による活動の自粛期間を経て、数年ぶりに伝統の「北園ミニフェスタ２０２３」を開催している。コロナ禍の中断で途切れた活動内容を引き継ぎ復活するのには苦労もありながら、過去の資料や工作物に助けられて多くの参加を得ている。

▼平和小学校ＰＴＡ

　地域の団体や企業と連携したＰＴＡ主催の「ダンス教室」「読み聞かせ」「走り方教室」「体操とＴＶ集録」などを開催している。コロナ禍明けの活動の再開に、イベントを中心に工夫している。

▼宮の丘中学校保護者と教師の会

　宮の丘中学校（Ｍ）、手稲宮丘小学校（ｍ）のＰＴＡが協働して、スクールバンドと吹奏楽部による「Ｍ＆ｍ地域ふれあい事業」を２６年間にわたって実施している。このたびはコロナ禍を経て４年ぶりに再開した。活動が継続している。

▼藻岩北小学校父母と先生の会

　開校５０周年に関わる取組としてＰＴＡから「階段アート」「バルーンリリース」の取組をプレゼントした。子どもたちの思い出づくりを目的とするこの取組を通して会員相互の絆と関係性を深めている。

▼藻岩中学校父母と先生の会

　「大人の学び場」と称して、地域・先生・生徒対象の研修講座をシリーズで開講している。「ヨガ教室」や「子育て世代の知っておきたいお金の話」など単発ではない、地域に開かれたこの取組を評価できる。

▼篠路西小学校父母と先生の会

　コロナ禍明けにＰＴＡ活動を再開するに当たり「協力と絆」をテーマにしながら、組織の在り方を工夫している。「義務から協力へ」「子どもたちのＰＴＡ」を共有しながら「学校お助け隊」を組織するなど課題を解決しながら進もうとする姿は評価できる。

▼北陽小学校保護者と先生の会

　時代の変化に合わせてＰＴＡ活動がより良く効率的なものになるよう取り組んでいる。特にグーグルフォームを利用して保護者アンケートを実施するなど、会員の参加意識を高めながら運営に生かしていることが評価できる。

▼屯田南小学校父母と先生の会

　コロナ禍で活動に制限のある中でも、活動の在り方を模索してきた姿がうかがえる。広報活動や「登校時の見守り」など必要不可欠な取組を基盤に平日サタデースクール、学習活動サポートなど発実した取組がうかがえ評価できる。

▼三角山小学校保護者と先生の会

　ＰＴＡが中心となり家庭教育学級を運営したり、子どもが楽しめる「三角山フェスティバル」を企画、実施した。コロナ禍で希薄になりかけた保護者同士、子ども同士のつながりを再構築するとともに、校区中学校の協力を得るなど地域コミュニティーづくりに尽くしている。

(札幌市 2024-05-24付)