２定札幌市議会　きょうから代表質問　いじめ防止対策など　山根新教育長の所信も

（札幌市 2024-05-27付）

　札幌市議会第２回定例会の代表質問が、きょう２７日から始まる。市いじめの防止等のための基本的な方針の改定を踏まえた教育環境づくりの取組や、山根直樹新教育長の所信などについて質疑が行われる。

　きょう２７日は小須田大拓議員（自由民主党）、おんむら健太郎議員（民主市民連合）、２８日は竹内孝代議員（公明党）、吉岡弘子議員（日本共産党）、荒井勇雄議員（日本維新の会）、成田祐樹議員（未来さっぽろ）が質問に立つ。

　小須田議員は、子どもの頃からのスポーツ習慣の重要性への認識と、子どもたちのスポーツ機会の充実に関して問う。閉校した小・中学校における土地・建物の跡活用について、民間事業者と連携した取組の進め方を質問する。また、２５日付で就任した山根教育長に、学校教育をどのように推進するかについての所信を伺う。

　おんむら議員は、第２次まちづくり戦略ビジョンに掲げる「安心して子どもを生み育てることができる、子育てにやさしいまち」の実現に向けて、今後どのように取り組むのか質問する。

　市教委が、６年度の全ての教育活動を貫く重点に「子どもの声を聴く」を掲げたことを受け、子どもの声を受け止めながらより良い学校教育を推進するための取組について問う。

　竹内議員は、市教委が改定したいじめの防止等のための基本的な方針などを踏まえ、子どもたちが安心して学べる教育環境づくりに向けた考えを問う。また、子どもホスピスへの幅広い理解を求めるための方策や、こども誰でも通園制度の試行に当たっての具体的な取組などを質問する。

　吉岡議員は、貧困、不登校、虐待など困難を抱える子どもが増加していることを踏まえ、支援体制の充実について市の考えを問う。

　成田議員は、子どものＩＣＴ活用に関わる影響、インクルーシブ教育の推進など特別支援教育に関する考え、貧困対策としての習い事・塾代助成事業の実施の是非などを問う。

　このほか、共同親権を導入する民法改正案が可決されたことを受け、市での対応について質問。子ども医療費助成の拡大に伴う医療現場への影響についてただす。

(札幌市 2024-05-27付)