札幌市Ｐ協　優良ＰＴＡ表彰２１校１園〈下〉

（札幌市 2024-05-27付）

▼啓明中学校ＰＴＡ

　コロナ明けとともに環境ボランティア、制服リサイクル、学校祭バザーなど活動を再開している。さらに、コロナ禍で進んだ情報共有のアイテムを活用し会員の参加意欲を高めている。新しい時代の活動や運営を探求している。

▼東白石中学校保護者と教員の会

　アフターコロナでの新しいＰＴＡ活動を指向し取り組んでいる。「花いっぱい運動」など活動を担う委員会の組織を工夫したり、文化祭ではボランティアを募り実施したりしている。さらに取組を支える情報伝達にＩＣＴを活用している。

▼東橋小学校保護者と先生の会

　コロナ禍の最中でも継続してきた資源回収や交通安全啓発活動、ベルマーク収集、広報活動をベースに「アフターコロナにおける東橋小のＰＴＡ活動」を探求し、子どもたちが楽しめるイベント「東走中？」を企画し実施している。

▼月寒小学校ＰＴＡ

　コロナ禍で取り組めなかった、子どもたちが楽しめるイベント活動を再開した。これまでのバザーに代わる取組として「逃走中」を企画し実施している。

▼西岡中学校父母と先生の会

　令和４年から、非営利社会団体と連携し校内の女子トイレに生理用品の無料設置を推進している。子どもたちにとって過ごしやすい環境整備に努めている。

▼厚別北中学校父母と先生の会

　ＰＴＡが中心となり、地域の避難所になっている学校の防災施設の見学会を実施した。厚別区の防災担当者を招き、防災関連物資の状況や、避難所の使用方法などの説明を受けるなど、有事に備える地域活動に貢献している。

▼厚別西小学校父母と先生の会

　「できるときに・できることを」という考えを中心にボランティア活動を中心としたＰＴＡ活動を展開している。負担感のない活動がより積極的な参加意欲を高めている姿が評価できる。

▼手稲山口小学校保護者と先生の会

　市内で起きた交通事故を契機に、ＰＴＡが中心となり自転車用ヘルメットの着用を推進する取組を行っている。具体的にはヘルメット購入費の補助事業であるが、会員にＩＣＴを活用したアンケートを取るなど工夫が見られる。

▼星置中学校保護者と教師の会

　コロナ禍のため制限のあった保護者の学校への出入りが開放され、授業参観や行事参加なども自由に展開されるようになった。当校でも体育大会での親子綱引きや暑さ対策うちわプレゼントなど保護者のまとまりと前向きな雰囲気が感じ取れる。

▼真栄小学校保護者と先生の会

　コロナが明け３年ぶりで「真栄フェスタ」を実施している。コロナ前は委員会活動の割り当てとして実施していたこの活動を、ボランティアを中心とした活動に転換した。活動の再開と運営の工夫が評価できる。

▼清田緑小学校保護者と先生の会

　令和元年度を最後に止まっていたお祭り「輪っと集まれ緑ランド！」を保護者や教職員の力を結集させて復活させた。この活動で得られた達成感を会員のＰＴＡ活動への参加意欲に高めようとしている。

（連載終わり）

(札幌市 2024-05-27付)