道学校図書館協会　定期総会　会長に新津氏　札幌北辰中　８年度全国札幌大会へ準備

（関係団体 2024-05-31付）

新津新会長

　道学校図書館協会は１８日、ＴＫＰ札幌ビジネスセンター赤レンガ前で６年度定期総会を開催した。８年度に開催予定の全国大会に向けて準備を進めていくことなどを確認した。役員改選では、新会長に札幌市立北辰中学校の新津智哉校長を選出した。

　佐藤正行会長が開会あいさつに立ち「今後も、子どもたちがたくさんの本と出合うことで、読書がより良く生きるための糧となるよう、組織をより強固にしていきたい」と述べた。

　来賓あいさつに立った堀籠康行道立図書館長・道読書推進運動協議会長は、昨年３月に策定した道子どもの読書活動推進計画（第５次計画）に基づき、学校図書館と連携した取組の充実を図っていることなどを紹介し「引き続き、道立図書館への気軽な相談、各種事業の活用を」と呼びかけた。

　議事に移り、事務局、総務部、研究部、選定部、事業部の各部が５年度事業報告および６年度活動計画案について説明した。

　６年度から、新たな２ヵ年研究テーマ「確かな学びと豊かな心を育む学校図書館」を設定。「学びを培う学習センター、情報センターとしての学校図書館の研究」など５点を重点に研究を進めていくことを示した。

　第７０回青少年読書感想文全道コンクール・第５０回道指定図書読書感想文コンクールについては、１０月まで作品を募集し、１２月８日に札幌グランドホテルで表彰式を執り行うとした。

　７年１月７、８日の２日間、札幌市内のかでる２・７を会場に第５７回学校図書館研修講座を開催。あすからの実践に役立つ講座を展開する予定だ。

　また、７年度の第４６回道学校図書館研究大会帯広・十勝大会、８年度の第４５回全国学校図書館研究大会札幌大会に向けて準備を進めていくことを確認した。

　役員改選では、新会長に北辰中の新津校長を選出。新津新会長は「今までの会長や会員の皆さんが取り組んできたことを、堅実に受け継いでいきたい」と述べた。

　６年度の役員はつぎのとおり。＝敬称略＝

▽会長＝新津智哉（札幌市北辰中校長）―新

▽副会長＝唐澤俊樹（札幌市幌西小校長）―新、大矢俊明（札幌市北白石中校長）、黒宮裕久（市立札幌大通高校長）、三村素道（札幌月寒高校長）、米田朋弘（札幌市西岡中校長）、石川朋実（函館市千代田小校長）―新、伏間公洋（小樽市山の手小校長）―新、平石崇広（室蘭市天神小校長）、藤本友紀（旭川市忠和小校長）―新、鈴木宏和（帯広市稲田小校長）、中野昌史（釧路市美原中校長）、松井操人（苫小牧市泉野小校長）、緑川昌浩（広尾町豊似小校長）

▽事務局長＝山口朱美（札幌市山の手小教頭）―新

(関係団体 2024-05-31付)