２定道議会予算特別委（２日）　簡易空調効果利用　今月中旬ごろ周知　暑さ対策で道教委　簡易空調効果利用　今月中旬ごろ周知　暑さ対策で道教委

（道議会 2024-07-04付）

　道教委は２日の２定道議会予算特別委員会で、７月中旬をめどに簡易型空調機器の効果的な使用方法を関係者に周知する見通しを示した。設置型の冷房設備と比べ限られている簡易型空調機器の冷却効果を高めるため、サーキュレーターや日射遮蔽などを併用した方法を伝える。

　道教委は６月１０～２１日、旭川東高校で簡易型空調機器の検証事業を実施。道立総合研究機構北方建築総合研究所の協力を得て、日射遮蔽、扇風機の有無による室内の温度の変化を調査し、生徒から意見を聴取した。

　国安隆健康・体育課長は、これらの結果をもとに効果的な使用方法を今月中旬をめどに学校・市町村教委に周知すると答弁。６月までに全道立学校の普通教室、職員室、特別支援学校の寄宿舎に約８０００台の簡易型空調機器を納入した一方、３割程度の学校で窓の構造など職員による取り付けが技術的に困難なケース、既存の電気設備では電気容量が不足するケースがあったことから、必要に応じて事業者に工事を発注するなど、今月中の設置完了に向けた対応を進めていくとした。

　髙田真次委員（自民党・道民会議）の質問に答えた。

(道議会 2024-07-04付)