札幌市小学校長会 総会・研修会 会長に小田氏 山鼻南小 担当幹事の役割見直しなど(札幌市 2025-02-20付)
小田新会長
札幌市小学校長会は17日、ホテルライフォート札幌で2月総会・研修会を開催した。7年度の運営計画について、4月と2月の総会を書面開催へ変更。支部担当幹事の役割を見直すなど、持続可能かつ質の向上を図る観点から新たな組織運営へ形式を変更することを決めた。役員改選では、新会長に山鼻南小学校の小田英人校長を選出した。
開会あいさつに立った千葉一博会長は6年度の活動について、各支部研修会や専門部研修会について「集会を中心としつつ、オンライン研修を導入するなど、工夫を取り入れた実践や研究の深化と普及が定着できた」と振り返り、次年度は年間計画や役割の見直しなど新たな形式で組織運営を行う方向性を共有。「達成に向けては会員の協力が欠かせない」と強調し「校長の職能向上」「連帯と協調」「市教育振興への寄与」「同会の活性化」の視点で協議し、充実した会になるよう祈念した。
来賓祝辞に立った山根直樹教育長は、本年度各校において、いじめ防止基本方針に基づいた子どもの悩みに寄り添う取組を校長がリーダーシップを発揮しながら進めてきたことに感謝の意を表明。各校の取組の深化や発展には家庭・地域との連携が欠かせないとし、コミュニティ・スクールの導入など、地域や家庭と連携しながら、子どもの学びを支える体制の強化を要請した。
新年度、市教委では新設ポストの設置や指導主事の増員などの運営体制の強化を図る考えを示し「今後も管理職や教職員の声に耳を傾け、共に一層の質の向上に努めていく」と誓った。
議事に移り、7年度の事業計画を協議。2月総会・研修会および4月総会を紙面開催とし、役員選考がある2月総会については、直近の理事研修会で選考委員の指名を行うとした。
また、現行の「2月総会・研修会」の名称を「総会研修会」に変更。運営方針および活動の重点はコロナ禍を経て、本年度新たに設定した内容であるため、継続するとした。
学校運営に関する申し合わせ事項では、市立学校管理規則規定および市小学校長会の管理規定に基づき、夏季休業期間は7月26日を起点に30日間、冬季休業期間は12月26日を起点に20日間に設定。春季休業期間は3月26日から4月7日までとしたことで、稼業日が5日間確保できるようになったことをあらためて周知した。
学校給食に関する申し合わせ事項では、年間基準回数が6年度と同様であることを示し、7年度教育課程の編成は公平性の観点から増減3回以内の提供を踏まえて検討するよう要請した。
役員改選では新会長に小田校長、事務局長に南郷小学校の関根治彦校長を選出。5人目の副会長は7年度道小学校長会会長予定者が就くことになっており、28日の道小理事研修会で選出される予定。
小田新会長は「身の引き締まる思い。歴史ある本会の伝統を受け継ぎ、一層公私のつながりを大切にしながら職能の向上に励むことができるよう、誠心誠意努めていく」と抱負を述べた。
7年度の役員はつぎのとおり。=敬称略=
▽会長=小田英人(山鼻南小)―新
▽副会長=田中義直(緑丘小)―新、嶋本剛(丘珠小)―新、石川篤司(二条小)―新、加瀬富久(宮の森小)―新
▽事務局長=関根治彦(南郷小)―新
▽事務局次長=高屋敷優(美香保小)―新、古川勉(西宮の沢小)―新
▽監査=加藤理恵(前田小)、近香奈子(手稲宮丘小)―新、中村ちひろ(福住小)―新
▽会計=大宮健一(幌南小)―新
(札幌市 2025-02-20付)
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